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2分で読める子育てエッセイ№983『別名オブジェが無くなる日』

ある日、小4の息子が軽いプラスチックのカラーボールを片手に勝負を挑んできた。どうやら暇らしい。あいにく近くにはプラスチックのバットがなく新聞もなくオロオロ。仕方がないので傍にあった洗濯物の山・別名オブジェから大きめの洗濯物を引っ張り出すと細長く巻き、新開発のバットを作った。
「よっしゃ来い!」
息子が動画で覚えたという球種がどうのと言いながら、思いっきり投げ込んできた。今だ!
「あ~、ボールやっぱり飛ばないね・・・」
と笑って終わりにするつもりだったのに、これが予想外に飛ぶ奇跡。
「ひょーっ! 結構快適に打ち返せるんですけど~」
ウッカリうまく出来てしまったばっかりに、いつでも野球ゴッコができるハメに。

これ以降、オブジェをいつまでも飾るわけにはいかなくなった。
ちぇっ。



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まいまいまま(mymymama)
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