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2分で読める子育てエッセイ№933『家中のサイコロというサイコロをかき集め』

ある日、子供たちといろんな種類のテレビゲームをしていたら、その中に「ヨット」というサイコロ5個を使うポーカーのようなゲームがあった。

大まかなルールはこんな感じ。

●5つのサイコロを最大3回まで振る(1試合12ターン)
●点数表に自分が有利な「役(ストレート、4ダイス、5ダイス→これがヨット、フルハウスなど)」の欄を選んで自分の得点を書き込んでいく。
●合計が高得点の人が勝ち

小4の息子・イチとテレビゲームで勝負しているうちにルールを覚えた。その後、リアルサイコロをジャラジャラ振ってみたくなったので、息子にこう言ってみた。
「これリアルでやってみたくな~い?」
家中のサイコロというサイコロをかき集め、点数表は手書きにすることになった。

すると何度か遊んでいるうちに小4の息子・イチがふつ~うに遊ぶのに飽きてきたらしくこんなことを言い出した。
「お母さん、これ、お助けルールを作らない?」
5個のサイコロを6個にしてみたり、新しい役を作ると言い出したり。
「おっ! いつもの展開だよね」
なるべく自分が勝てるような、ちょっぴり小ズルいルールを追加するのはアルアルなのか。

ボードゲームではないけれど、母もそこそこドキドキするリアルゲーム知ってるよ。
洗濯物の山を篭から転げ落ちないようなるべく目につかない場所にあっちこっち移動させるだけのシンプルゲーム・あっち行ってぽーいとか、焦げた料理を家族全員にバレずに盛り付けておく黒焦げきっといっぱいとか、押し入れにギューギュー詰めた物をピンポイントで抜き取るジェンガモドキとか。
どう? やってみない? タダだよ?
うけけ。


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まいまいまま(mymymama)
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