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inagakijunya
2分で読める子育てエッセイ№765『じゃんけんで決める気も母に譲る気も無さそう』
小6の娘とダンナがリビングで言い争っている声が聞こえてきた。と、いってもじゃれ合って欲しいダンナが、娘にちょっかいを出しているのだと思われる。ワタクシがリビングに戻るなり、娘がこう言った。
「私、知ってる『レディーファースト』。歴史で習った」
ひょ~っ! なにごと? いきなり! と思っていると、こんどはダンナのカウンターが入った。
「父、知ってる。『男女平等』」
2人でスパイアニメの推しのキャラ、ピンク髪の女の子のモノマネ選手権でもやっているのかと思った。いや、どうやらそうではない。そのヒントはテーブルの上のおいしそうなお菓子。たった1つ、ポツンと置いてある。これが最後の1つらしい。
「もしかして、これをどっちが食べるかで言い合いしてたの?」
気持ちは分かる。そして、ここまで来たら結末が気になる。
すると娘がとどめを刺した。
「『年功序列』反対。私食べる」
そうして、さっさと自分の口に放り込んで、この戦いは終わった。
ついでに「レディーファースト」「男女平等」「年功序列」の確認も完璧。
めでたし、めでたし。
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