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2分で読める子育てエッセイ№965『気配を消すことができる不思議』

ある日の夕飯時、二階にいる中1の娘に
「ご飯できたよ~」
と階段の下から大声で呼びかけたら
「はーい」
と声がしたのはまさかの背後。
ひょーっ! そこにおったんかい。

別のタイミングで。トイレの電気がついていたので
「今日の晩御飯、何食べたい~?」
と声をかけたら子供部屋から
「なんでもいいよ~!」
と、娘と小4の息子の声がした。

あ・・・。
いつもどちらかが長時間トイレに籠っているのでてっきり・・・。

ある時、子供部屋の息子の様子を見に行った。
宿題をしているハズなのに、姿がない。
「もしや・・・こたつに隠れているのでは・・・」
そう思ったワタクシ、ニヤリとしながらこたつに向かってこう言った。

「そこにいるのは分かっている! 隠れていないで宿題しなさーい!」
すると声がしたのは、トイレから。
「僕、こっちだよ~」
こんどはそっちかい。

ワタクシ、誰もいない所に声をかける名人。
デッカイ独り言を言っている、おかしな人に見えないかちょっぴり気になる。

いつもバタバタとして騒がしいワタクシとは逆に、ダンナも娘も息子までなぜか気配を消すことができる不思議。

お陰でしょっちゅう、背後の娘と息子を跳ね飛ばす。
ごめーん。




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まいまいまま(mymymama)
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