2分で読める子育てエッセイ№961『ゴミからおもちゃに大出世』
ある日、小4の息子・イチが楽しそうに何かで遊んでいた。
それはサイコロ型、ピラミッド型、そしてアポロチョコっぽい形の物にコインチョコ型のプラスチックの何か。訊くとこれはダンナ愛用の3Dプリンターで作製した物で形と色を確認する用らしい。
「なかなか思ったような形とか質感が出ないんだよね~」
と熱く語り始めるダンナには申し訳ないけれど、正直ワタクシ
「うそーん、またゴミっぽいもの増やす気~?」
と冷ややかだった。すまぬ。
ところが、これをゴミからおもちゃに大出世させたのが息子だった。
「懐かし~。積み木みたいだね~」
これらを組み合わせて、積み上げて遊んでいるな~と思っていたけれど、次に見かけたときはこの積み木が増殖していた。
「ひょーっ! これどんだけ作る気~?」
すると、メッチャ満足気なダンナがこう言った。
「イチがさ~、楽しそうにこれを積み上げていたからもっとたくさんいるかなと思って追加を作ったよ! 今もまだまだ作っているからね!」
まだ増えるんかい。
それからというもの見かけるたびに、ドンドン、ドンドンそれは増えていき立派な積み木セットになっていた。
しかも、気がついたら中1の娘まで高く積み上げるゲームに参加中。
「ほら~! お父さんよりも私の方が高~い!」
過去イチ、子供たちに好評だった。
作ってヨシ、遊んでヨシ。
あとはダンナがこの費用を家計から出してくれと言わなければすべてヨシ。片付けもよろしくです。
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迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません?
ありがとうございま~~~す
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ