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2分で読める子育てエッセイ№960『母公認の』

冬休み明けの日、小4の息子が分かりやすすぎるほど寝不足で登校準備。

あろうことか夏休みだけでなく、冬休みまでガッツリ宿題に追われた息子。今回も余裕をもって宿題を終わらせる・・・なんてことにはならなかった。

でも、せっかく最後まで宿題を全部やり遂げた息子にかける言葉が
「だから早くから計画的にやっておきなさいって言ったでしょ?」
ではかわいそう過ぎる。

「終わらせただけ偉い。持ってくるのを忘れましたっていい訳しなくてもいいように、しっかりとランドセルに入れて行こうね」
そう言って、息子を学校に送り出した。

前日の23時、もはや今日中に宿題を全部終わらせるのは不可、とワタクシうっすら思い始めた頃、当の本人はどこ吹く風。目を輝かせてこう言った。
「腹減った~。カップラーメン食べたーい」

ひょーっ! のん気に夜食、食ってる場合ですか~!

そう思ったものの、ワタクシの計算ではあと最低3時間はかかりそう。石油ストーブにかかっていたやかんのお湯をカップラーメンに注いだ3分後、息子はおいしそうに頬張り始めた。

「うま~! これこれ。夜食ってうまいよね」


気分転換、そしてエネルギーチャージをした息子。目をシャキーンと見開いて、中1のお姉ちゃんに教えを乞うた。
「自主勉強なんだけど~、なんか簡単でもっと早く出来るヤツない? ・・・え? それいいね~」
聞くのは今なの?と思いつつ、ちょっぴりスピードアップした息子を見ていたその時、ワタクシハタと気がついた。

そう言えば、夏休みの宿題も、こうやって夜食食べたよね?
も、もしかして・・・。

息子は、夏休みの宿題から計画的に宿題を終わらせるという教訓ではなく、「母公認の夜中のラーメン、特別な味」を覚えたのだと気がついた。

次回の長期休みもこのパターン?
とほほ。



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まいまいまま(mymymama)
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