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konohana_kaoru
2分で読めるエッセイ【子供達が学校に行っているマニマニ】№106『略語革命』
うちのダンナは略語好き。
それもオリジナルの略語を言っているらしく、結局聞き返すハメになる。
でも、だいたい生活にはなんも支障ないので、スルーしても大丈夫。
「今日も楽しそうにしゃべっとるな~」
と、ダンナの調子を見るいいバロメーター。
それが結婚前から今に至っている・・・という我らの歴史。
あ~長い。
でも、先日、その歴史にちょっとした革命が起こった・・・。
ある日の夕飯前、小2の息子が大好きなゲームをクリアしたらしく、興奮気味にあれやこれやとはなし始めた。
そこには全然聞いたことがない単語がズラリ。
ワタクシ、夕飯づくり中。のんびり暇そうにしているダンナにお任せした。
するとしばらくしたら、ダンナが息子にこんなことを言っているのが聞こえてきた。
「それって何? え? 略語なの?」
どこかで聞いたフレーズだなと思っていたら、ダンナが続けざまにこう言った。
「略せず、正式名称をゆっくり言ってちょうだい! 全然わからんし、知らん」
ちょっと~、ダンナ。
それって、ワタクシがあなたに最低100万回はぶつけたい魂のセリフ!
それをたった1回息子に言われただけで、ダンナが文句を言うわけ?
え~。
普段散々、わけわからん略語を使って、その場のみんなを混乱させる達人のダンナ。
「いまの何?」
と聞き返したら、よっしゃ来たと言わんばかりに延び延びになる会話をしている張本人がまさかの略語を全否定。
うそーん。
うそーん。
うそーん。
ちょっぴり略語の認識が変わったダンナ。
いや、迷惑だと気がついたはず。
今後はオリジナルの略語が減るか、使わなくなるか。
略語ナシのダンナの話をもう少し聞く気になるか、ならないか。
わが家の略語革命。
小2の息子、ナイス。

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