![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142081264/rectangle_large_type_2_4558ab24d03fc90dabb7f05e2ef58741.png?width=1200)
新聞屋は三度働く。
もう5年以上前のことになるが、私は新聞屋に勤めていた。
新聞屋とは、いわゆる「町の新聞屋さん」みたいなやつ。
小汚い格好してバイクに跨って新聞を配り、集金し、パチンコ屋に入り浸ってる人たちをイメージしてもらうとわかりやすい。
新聞配達の仕事は、販売店によって前後はあるものの朝がとにかく早い。
朝というか夜中だ。
私が勤めていた販売店は、日付が変わる頃には出勤して朝刊配達の準備を始める。
早朝4時〜5時ぐらいに配達を終えて帰宅、就寝。
そこから、次は昼の12時に出勤してミーティング、夕刊配達、営業、締め作業をして21時頃に帰宅というのが一般的だ。
感覚的には1日に2回仕事をしているような気分になる。
ここまでだとタイトルにある「新聞屋は三度働く」の意味がわからないかもしれないが、大丈夫。こここらが本題となる。
これはわりと新聞屋あるあるだと思うんだけど、朝刊配達前の仮眠時に、配達をしている夢を見ることがよくあった。
これから実際に配達をするルートをバイクで走っている自分の姿を俯瞰で見ている夢。
大抵、そういった夢を見ているときは寝坊しているときで、店から電話で起こされて飛び起きるんだけど、夢と現実の境界が曖昧で一瞬わけがわからなくなる。
そして、夢の中で配達していたんだということに気づき、どっと疲れが出る。
新聞屋時代は、わりと頻繁にこういう夢を見ていた。
配達前に配達する夢を見て、飛び起きて配達に行き、また夕刊以降の業務をこなす。
まさに「新聞屋は三度働く」そのものである。
今日、久しぶりに新聞配達をしている夢を見た。
新聞屋を辞めてから5年以上も経っているのに、なぜ今さらこんな夢を見たのかわからない。
それも、1人ではなく新人指導をしながら配達していた。
この夢を見るときは寝坊していたのが新聞屋時代の常だったので、慌てて時計を見るも、時刻はまだ5時前。
あぁ良かったと思い、また眠りに入る。
結局、中途半端な時間に目を覚まして二度寝したせいで、6時のアラームで目を覚ましたときには頭がぼーっとしていた。
昨日はわりと早めに寝てるし、酒も飲んでない。それなのに頭がぼんやりしているのは、変な夢を見たせいだ。
何だか鬱々とした気分でスタートした火曜日。
今週も残り4日間頑張っていこう。