歴史・人物伝~大河コラム:大河ドラマ「光る君へ」知識が薄かった平安時代への興味
2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」がスタート1カ月、第5話まで進んできました。このドラマは平安時代の藤原道長を中心とした摂関政治全盛期が舞台で、主人公に紫式部(まひろ)を据えています。
今回のドラマを視聴するかどうか、本音を言うと悩みました。これまでの大河でも、あまり興味がなさそうな作品については最初から視聴しないことがあったからです(例えば、2019年のいだてん)
「光る君へ」は、藤原道長が主要なキャストになってはいるものの、メインとなるのは紫式部ら当時の女流作家ら女性たちだろうという先入観があり、歴史ファンとはいえ戦国や幕末好きの身には馴染まないだろうと思っていました。
もうひとつ、平安時代というのはどうにもこうにも分かりにくさがあり、これまで積極的に文献などを読もうとしませんでした。ゆえに知識も乏しく、藤原道長の名は知っていても、どんな経歴なのかははっきりと分からなかったのです。
そんなわけで、とりあえず第1話くらいは見てみようという感じで、今年の大河ドラマ視聴が始まりました。
ドラマは、現代風にかなりアレンジがされている印象で、思ったよりも馴染みやすかったというのが第1話を見た感想です。ただ、どうしても登場人物の関係性がよく分かりませんでした(藤原、という姓ばかりということもあり・・・)
そこで、まずは当時の天皇が誰だったのか、どんな事績の持ち主なのかを調べ、そこに藤原氏がどのようにかかわっていたのか、さらに紫式部ら女性たちはどこに位置しているのかを予備知識として得ておこうと思ったわけです。
登場人物の関係性がわかってくると、ドラマも面白くなるというもの。もちろん、大石静さんの脚本も素晴らしいですし、まひろ役の吉高由里子さんら俳優さんたちの演技も見ごたえ十分で、次第に「次回が楽しみ」となってきました。
第5話では、互いの素性を知らなかったまひろと三郎(道長)の正体判明の話。母を殺した男(道兼)の弟と知り、激しく動揺するまひろ。一方で、兄がまひろの母を殺したという事実に愕然とする道長。
このあと、二人がどのような関係性を持っていくのか、注目していきたいですね。
大河ドラマ「光る君へ」は、前々作「鎌倉殿の13人」や前作「どうする家康」のように登場人物をクローズアップさせた連載コラムは書けそうにありませんので、不定期掲載の形でドラマの感想などを書いてみたいと思っています。
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