「まるごと1個エッグトースト」の思い出

一時期パン屋さんの「まるごと1個エッグトースト」にハマっていたことがある🍞🍳

ハマっていたといっても週2,3回が数ヶ月くらいだっただが、朝パン屋さんに行っては「まるごと1個エッグトースト」を買っていた。

朝お腹がさらに減っていれば日によって「チェダーチーズが入ったザクザク！吉祥寺カレーパン」や「パリッ！とウィンナロール」や「マルゲリータピッツァ14インチ（1/8）」や「中はしっとり外はサックリプレミアムメロンパン」などを追加で買っていた。

ある朝、いつものようにパン屋さんに入る。
購入するパンはもちろんエッグトーストだ。
いつもエッグトーストが陳列されている棚を見るとまさかのエッグトーストがない😱

今日は陳列している棚の位置がいつもと違うのかもしれない、そう思って出来立てのパンが置かれている棚を一つ一つ端から端まで見てみるがエッグトーストはなかった😭

ちょうど今エッグトーストを焼いているところか・・・という結論に達した私は、本来エッグトーストが陳列されているであろう空きスペースの棚をぼーっと眺めながら憮然としていた😧
おそらく時間にして7秒くらいだったと思う。

エッグトーストを買うつもりでパン屋に入ったが、エッグトーストがないのであればどのパンを買おうか、カレーパンか、ウィンナーロールかを頭の中で悩み、考えていた。

「あ、あの・・・」

後ろの方から声が聞こえてきた。

振り返って見てみると女性店員のお姉さんが私に話しかけてきた。

「もしエッグトーストをお探しでしたらこちらにございます(*^_^*) 」

その女性店員のお姉さんの手元を見ると、陳列棚に出す前にエッグトーストを透明のビニールに袋詰め作業をしている途中だった。

女性店員のお姉さんからしてみると、いつもエッグトーストを買っている客が今日もエッグトーストを買うとは限らない、声をかけてもいいだろうか・・・と心の中で葛藤があったかもしれない。

それでも私に話しかけてくれたのは、それほど私の背中に哀愁が漂っていていたのだろう。

私は女性店員のお姉さんにこう言った。

「ここにあったんですね～(#^^#)、1個ください～(≧▽≦)」