呼吸にすべての意識を向け、 今、目の前で起きている事実だけを見守る

私たちは心の内側が
外の世界に投影されるようにできてます。

自分のことは
自分が一番分からないものですから、

自分の内側を外側の世界や
相手に投影することで、
自分自身の今の状態を知ることができるように
なっています。

ですから、
目の前で起きる嫌だなと思う出来事、
イライラさせてくる人もみんな
自分の心の内側が投影されているもの。

私たちの内側に
なんの不安もイライラもなければ、

不安になるようなことも、
イライラするような人も現れません。

そもそも不安やイライラなどは
「思考」が勝手に作り出してるもので
事実ではない、ということ。

そこに気づくためには、
自分の中で暴れる
自分の感情や思考を観察すること。

そして、自分の中で暴れている
感情や思考があることに気づいたら、
呼吸を深くして、
呼吸にすべての意識を向けて、
今目の前でただ起きる出来事を見守っていく。

思考は
「遊び」なので、
あれこれと思考して
楽しんだり遊んだりすることは
良いですが、

それを「真実」だと思い込んで、
不安や心配や後悔や
自己否定や被害妄想の思考に飲み込まれないこと。

日々、
いろいろな現実が起きたとしても、
そこに対して
余計な「思考」さえ働かなければ
冷静に淡々と対処していくことができます。

大切なのはいつだって心の状態。

不安や失望のない、
穏やかで静かな心だけが
あらゆるものごとに
適切に対処していけるのだと思いますね。

生きるのが辛いな、
自分の人生、
大変なことばかり起きるな、

私の人生ハードモードだな
と感じる人は

確かに起きる出来事が
多少ハードな場合もありますが、

それに対する
自分の中の「思考」や「感情」が
ますますそれを困難で苦しいものにしていることが
多いように思います。

起きている事実そのものではなく
自分の「心の状態」が
すべてを決めています。

だからいつも心は今ここに、
穏やかで静かにあること。

そしてそんな心でいるために
身体はいつも
緩んでリラックスしていること、ですね。

アーユルヴェーダやヨガや瞑想の習慣は
思考や感情が暴れる心を
静かに抑えてくれますし、

すべての出来事は
自分の心が決めていることに
気づかせてくれます。

すっかりと涼しくなってきましたね、
夜は温かくしておやすみくださいませ。

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