この俗世間で生きながらも、目覚めている人、穏やかで幸せな人は

人との比較、
他人からの評価の中で生きている間は、
当然、私たちの心は休まりません。

100人いたら、
100人に好いてもらうことはできないですし、

他人は自分を見たいように見て、
好きなように解釈をして、
言いたいことを言いますから、

そんなところに
エネルギーを使うことは
エネルギーの無駄遣いになります。

しかもそれは
「自分」のことではなく、
相手の心の中で作り出された「自分」ですから、

本当に、
人の評価などはまったく当てにならないな、と
いうことに気づきます（笑）

さらには、
私たちの中にも、
いろいろな自分、
いろいろな面があって
「これが私」なんてものは
存在していませんから、

自分が思っている
「私はこういう人だ」という自分像さえも、
当てにならない、ということになります。

他人も自分も
自分が誰だか分かっていない、ということ。

そうなってくると、
「では、私とは何者か？」という問いが
出てくる思います。

それは、
私たちの全員の中心にあるもので、
よく言われている言葉ですが

「私とは全体である」です。

それは、
私たちが
「私とは、こういう人間である」という
思考（思い込み）をしている間は
感じることができない部分。

「私は全体である」
ということが理解できれば、
当然、
他人からの評価を気にしすぎることはなくなりますし、

今、自分がどういう状況であろうと、
私は全体なんだ、と心から思えたなら、
大きな安心感の中で過ごすことができます。

逆に
全体を感じることなく、
「自分は分離した個の存在である」
「私とはこういう人間である」
「私はこうあるべきだ」と
いう思いが強いと

それは孤独や不安、
生きづらさに繋がりますし、
エネルギーをたくさん使うので、
必ずどこかで疲れがでてきます。

生きているのが辛い、は
まさに、
エネルギーの切れたこの状態だと思います。

他人との比較や人からの評価、
自分を良く見せようと飾るエネルギーを

「自分」「個」という乗り物を
楽しむ創造のエネルギーに変えることが
できたなら、

私たちは
もっとリラックスして、

自然体で、
生きていることそのものを喜ぶことが
できます。

とはいえ、
私たちの社会生活の中では
競争や比較や評価の社会ですから、

強く「自分」や「個」や「分離感」を
感じる毎日だと思います。

当然、「自分」という意識がなければ
私たちは他者と関わる社会生活を
まともに過ごすことはできませんから
それはあって良いのですが、

自由に使い分けができることが
大切なんだと思いますね。

自由自在にそれがコントロールできる人こそ、
この俗世間で生きながらも
目覚めている人、
常に穏やかで幸せな人、
と言うことなのかな、と思います。

アーユルヴェーダを取り入れた生活や
ヨガや瞑想の習慣は、

自分は分離した存在ではなく、
全体の一部であること、を
思い出させてくれますし、

それは、
今、どんな状況にあったとしても
「それでも私は大丈夫なんだ」ということを
思い出させてくれます。

アーユルヴェーダやヨガ、瞑想でなくても
自然の中をのんびり歩くだけでも
自然は私たちにそれを思い出させてくれます。

できそうだな、と思うものから
取り入れてみませんか。

言葉（文字）にすると、
なかなかうまく出来ないのですが、

今、なにか疲れを感じていたり、
強い不安や、
孤独感、生きづらさを感じている人に
少しでも伝わったら嬉しいです。

明日も大丈夫、どうぞ穏やかで素敵な1日を♪

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