「プレイバック・シアター」初体験
こないだの日曜日、こういうワークショップに参加しました。
以前参加したアプライド・ドラマと同じように、演劇と心理学を組み合わせたもの??なんですけど…
↓アプライド・ドラマの記事
説明がすごく難しいんですよ。
私は精神科でいろんなグループワークに参加したことがあるから、個人的には「グループセラピーとSSTを組み合わせた感じ」なのかなぁって思ってて、実際それと大きくかけ離れてはいなかったかな、と感じました。
でも、参加するまで本当のところはわからなくて。
だけど、私以外にも「何するかわからないけど、楽しそうだから来た」っていう人が複数いました(笑)
何するかわからないのに来るんですよ!!
もうそこからおもしろいよね(笑)(笑)
ちなみに、アプライド・ドラマの時はオーハシヨースケさんという方が来てくださったのですが、今回は羽地さんという別の方でした。
私は、羽地さんもヨースケさんの仲間らしいから、たぶん芸術が爆発してる感じの人なんだろうなぁと思って覚悟して行きました。
でも、実際会ってみたら爆発してなかったです(失礼)
ヨースケさんは以前、私に小さい子どもがいると知ると「僕は赤ちゃんにとってジュラシックパークだから」と話していて、私は妙に納得して大笑いだったんですが、羽地さんだったらジュラシックパークにならないと思いました。
別にそれが良いとか悪いとかの話ではないです。
どうでも良いことと、半ば失礼なことに600文字近く使ってしまいました…
不適切だったら削除しますm(_ _)m
ようやく本題に入ります。
ワークショップは、遊びながらウォーミングアップをしたあと、参加者の過去の出来事や現在起きていることを羽地さんが聞き出して、別の参加者がそれを演じてみる、ということをやりました。
会場の一角をステージに見立て、客席も作って即興劇を皆で見守るのです。
そこで私はようやく「プレイバック・シアター」という名前の意味を理解しました。
参加者は、演劇の経験者とは限りません。
そして、今日会ったばかりの人たちもたくさんいます。
その中で突然役を割り振られ、その場で聞いた話を元に即興で演技をするのです。
なかなかヘビーです。
だけど、演じている人も見ている人も惹きつけられ、考えさせられるのです。
話を聞くだけだと「あ〜そうだったんだね」だけで終わるものが、目の前で誰かに演じてもらうといろんな側面が見えてきました。
で、感じたことを参加者同士で話し合ったりもして。
楽しいばかりではないんだけど、とても充実した時間でした。
私にとって必要な時間
ワークショップの最後で感想を話す時にも言ったのですが、私は精神科に通っていた頃、過去の振り返り作業とか、ロールプレイをして自分を客観的に見るなどというワークをたくさん受けました。
それを通して、グループワークは得るものが大きいことを知り、私自身も病状が劇的に回復するという効果を実感しました。
しかし病院を卒業すれば、当然それを受ける権利はなくなります。
でも、その後も日常の中ではいろいろなことが起こります。
特に私はHSPだから、人より多くのものを吸収してしまうから、頻繁にアウトプットが必要なのです。
なのに、病院以外で同じようなワークができる場所を探そうと思っても、ありません。
あるのかもしれないけど見つからないし、見つかったとしても、自分に合う場所かどうかがわかりません。
だから今回のプレイバック・シアターは、とても貴重な機会だったと感じました。
人生はドラマの連続か?
また、プレイバック・シアターで即興劇を見ている時っていうのは、演技の上手い下手というのは全く関係なくて、誰がどの役を演じてもおもしろかったです。
他のどなたかも言っていた気がしますが、個人の何気ない出来事もこんなにドラマチックになるんだな、とわかりました。
なんか、よく宣伝とかで「人生はドラマの連続だ」みたいなフレーズがあって、そういうのって大げさな表現だと思っていたけど、実はその通りなのかもしれません。
だからって、起きること全てを肯定できるわけではないし、経験しないで済むことはしない方がいいですが…
物質的に満たされているのに病む人
それと、もう一つ私が思ったのは、「自分をわかってもらえるかどうか」って人生において本当に大事なんだな、ということです。
私自身、生まれた時から不自由なく過ごさせてもらって、やりたいこともやらせてもらったのに、どうして心を病んでしまったのかわかりませんでした。
自分はわがままな人間だと、ずっと思ってきました。
でも、物心ついた時から自分が認められるべきところで認めてもらえなかったり、やりたいことを反対されたりということが度々あって、そういうのが積もり積もった結果なんだな、とやっと気づきました。
今までは「それぐらいで…」と思っていましたが、私の性格的には十分な要因でした。
物質的に満たされているのに心が満たされない、というのにはきちんと理由があり、決しておかしいことではなかったようです。
そしてこれは、今自分が子どもを育てている中でもすごく大事なことだと気づきました。
とても難しいことではありますが、頭の中に入れておきたいです。
プレイバックシアターとアプライド・ドラマ、どっちも最高です
私はアプライド・ドラマを体験してからプレイバック・シアターに参加しましたが、どっちも楽しかったです。
この二つは同じ部分もあるし違う部分もある、ということがワーク中にも話題になりましたが、私はプレイバック・シアターの方が個人の抱えているものによりフォーカスするのかな?と思いました。
地方だと頻繁に参加できるわけではないので、興味のある人には「機会があったらどっちでも参加しなよ」と言うだろうし、自分自身もまた、縁のあった方に参加したいです。
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