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自信はいりません。悲観主義が成功をもたらします。

『自信が不足している人は悲観的になるが、悲観主義が野心とコンビを組むと、目覚ましい業績をあげることがよくある。何の道であれ、究めるには自分自身がもっとも厳しい批評家になる必要があり、出発点から自信満々だと、それがほぼ不可能になる。』〜 ビジネス心理学者 トーマス・チャモロ・プレムジック 〜

自信がもたらす弊害

自信は次の2つの弊害をもたらします。
①現実を受け入れないこと。
②傲慢なヤツになること。
この2つの弊害は、何か達成しようとするときには、致命的なものでしょう。この2つの問題をなくすだけで、大きなプラスの効果ぎ得られます。

①現実を受け入れないこと
私たちは、自信がないときのほうが、新しい考えを柔軟に受け入れ、受動的にも能動的にもアンテナを広く張って新たな情報を求めます。逆に、自信がある時は、注意を払わなくなります。自信は学んだり改善したりすることをとても困難にします。全ての答えがわかっていると思う人は、もはや探そうとしなくなります。

②傲慢なヤツになること
傲慢さは二重の意味で災いします。まず、自信満々になるあまり、人の話を聞かなくていいのだと思い込んでしまいます。すると、誰も異論を唱えなくなるし、長期的には、誰も話したいと思わなくなってしまいます。無惨にも失敗でもしようものなら、人々は嬉々として喝采するでしょう。

謙虚さがもたらす効用

謙虚さは次の2つの効用をもたらします。
①現実を把握できること。
②傲慢にならずにすること。

謙虚さは、結果的に自己の改善を促してくれます。現実の自分となりたい自分のギャップを認識できるからです。それに、周りが思うより能力があることは、尊大な態度のわりに実質が劣っているより、はるかに良いことです。

・自信を抑えれば、傲慢な印象を減らすことができる。
・現実離れした妄想にはまる可能性も減らすことができる。
・自信が控えめな人のほうが、他者を責めず、自身の誤りを認める可能性が高い。
・控えめな自信は、個人だけでなく、組織や社会全体を成功に向かわせる。

プレムジック氏は、謙虚さの効用を上記のように示しています。

結論

世の中に溢れいるポジティブシンキング。それを勘違いしてしまうと自信過剰になり、成長すらままならない。つまり、人生が崩壊する危険すらあるということです。ですから、ポジティブとは何か?ネガティブとは何か?を正確に把握することがまずは大切なのです。その前提を間違えると、人生崩壊という危険にさらされてしまいます。その上で、悲観主義のプラス面を見直してみると自分を成長させるヒントがあるのではないでしょうか。

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