脱脂大豆とソイプロテインの製造工程について、消費者目線で考える
脱脂大豆っていう言葉を聞いたことがあるけど、具体的にどんなものなのかわからないですよね。食品に含まれる原材料の表記は、消費者にとってわかりにくく、メーカーにとって都合の良いルールだと思います。だからこそ、個人的には自分たちで食品を選ぶことが大切だと考えています。
私たちは食品メーカーではないため、大量生産や販売にこだわる必要はありません。代わりに、消費者の立場に立ち、自分たちの身近な人たちをイメージして商品を開発することが必要だと考えています。
今日の本題に入りますね。
脱脂大豆の製造工程について、すごくわかりやすく書かれているブログを見つけましたので紹介したいと思います。↓↓
このブログでも書かれているソイプロテインの主な原材料となる脱脂大豆の一般的なヘキサン抽出の製造工程を簡単に記載します。
1,まず、大豆を洗って汚れを落とします。
2,次に、大豆を挽いて粉末にします。
3,粉末を水で混ぜて豆乳にします。
4,豆乳に凝固剤を加えて、カスと液体に分けます。
5,液体の中には、タンパク質が含まれていますが、脂肪も含まれています。
6,そこで、ヘキサンという有機溶剤を使って、脂肪を取り除きます。
7,ヘキサンを加えた液体を撹拌し、脂肪が溶け出したら、分離器で脂肪を取り除きます。
8,このようにして、タンパク質の中に含まれる脂肪を取り除いた液体が、ソイプロテインの主原料となります。
以上が、ソイプロテインの主原料である脱脂大豆のヘキサン抽出の製造工程になります。
ちなみにこのとき高温で加熱するのですが、タンパク質って熱にすごい弱いんですよね。熱によってタンパク質の本来の質が落ちるといわれています。
でも検査機にかけとるタンパク質はタンパク質に変わりないので、タンパク質としては検出されるんです。しかも脂肪分が抽出されているのでタンパク質が凝縮されている高タンパクになります。
脱脂大豆は脂肪分を取り除くことでタンパク質が凝縮され高たんぱくに見えますが、「良質なタンパク質ではないのでは?」と個人的には思っています。
食は体を形作るものですから、どのようなものを食するのかは自分自身で選択することが大切です。
私たちが手掛けている国産大豆の「私の完全美容食」は、丸大豆をそのまま微粉砕をし、低温で長時間熱することで、タンパク質の変性を極力抑えて、大豆本来の旨みを実現し、美味しく食べられるようにしています。
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