クループって知ってる?
先日リッチーが珍しく早めに寝ついてくれたと思ったら(といっても普通の幼児に比べとても遅め)、そのたった1時間かそこらで突然咳き込み始めた
多少の咳き込みくらいであれば普段の寝ている時もたま〜にはあることで、まあ、おさまるっしょ、くらいで、すぐ添い乳の用意をして様子を見守る
が、このたびの咳き込みは大変激しめでありまして、ちっとも止まらない
なんならもう本人も目が覚めてしまい、苦しそうに泣き始める
けれど泣いたからとて咳は止まらない、3回ほど激しく咳き込んではほんの数秒止まる、そしてまた3回ほど激しく咳き込む、なんてのをひたすら繰り返し、これは止まる気配がないよね?
え、これ普通じゃなくない?
急いで二階にいる夫を呼ぶ
こりゃあ只事ではなさそうだ!
とにかく救急に行こう!
何かが喉に詰まってるのを出したい様子にも見えて、本人も飲み込めない唾を吐き出す始末、、何かが詰まっちゃってるのかな?
晩御飯に枝豆を食べさせたから、もしかしてそれが詰まってる?!
枝豆は幼児の窒息・誤嚥危険性が高い食品で、消費者庁からは5歳以下の子供には与えないようにと注意喚起が出ている
以前いちど誤嚥しかけたことがあってしばらく避けていたのだが、やっぱり子供って枝豆が好きだし、栄養的にもお手軽さ的にもあげられたら助かるなって思って、隣でしっかり見ていること、一つずつあげること、薄皮を剥くこと、をルールに時々食べさせているんだよね
でも基本的に大丈夫そうだからついつい最近ルールが緩くなりがちだったり、、、
それかな?!
いや、でもこれは、噂に聞く"クループ症候群"じゃない?Nちゃんから聞いてたやつだよ!
(私の親友のNちゃんは三姉妹で姉妹全員に子供がいて、いまリッチーと同い年の男の子Tくんを子育て中なのだが(それも2人目の子)、とにかく子育ての諸々を姉妹全員分経験済みで色々なことを私に教えてくれる頼もしい親友なのだ)
なんか、それかも、と思っていたから私はそれなりに落ち着いていた
そして、夜中に突然夜間診療所にいくということをこれまで何回かは経験済みなので、夫もテキパキと準備してくれて、リッチーを自転車の後ろに乗せ、ものの10分ほどで私たちは家を出ていた
リッチーからは咳が止まらなくて喉が痛そうな音がする、なんていうか乾いていてけれど咳が強すぎる感じの音
暖冬とはいえ冬だから深夜の風はだいぶ冷たい
リッチーは咳き込みながらも静かな瞳で街を眺めていた(と思う)
突然外に出てどこへ行くんだろう、って思ってたかなあ
夜間診療所は一組だけ患者がおり、もう帰り支度をしているようだった
もっとすごく混んでいたらどうしようと思っていたから助かった
すぐに呼ばれ診察室に行き経緯を伝える
するとすぐに、
「これはねクループ症候群ですね」
そうですか、やはり、、!
「胸の音も喉もキレイだから、まあ大丈夫でしょう。このあとお薬の吸入をしてもらいます、お家へ帰ったらあとで処方する薬を飲ませてください」
「あ、そうそう。枝豆はまったく関係してないので安心してください」
初めての吸入はなんだかもくもく煙の出るものを口元にあてられるのを嫌がり、リッチーは顔を左に右に逃げる逃げる
私がリッチーを抱き、夫がリッチーの口元めがけて吸入機で追いかける
でも、こんな運命ってあるのだろうか?
吸入機のところになんとティティポ(トーマス)のおもちゃが置いてあったのだ!
リッチーのティティポへの執念がそこにティティポを発現させたのかもしれない
リッチーはさもそれが初めから自分のものであったかのように握りしめ、少しは気が紛れたようだった
クループ症候群は、風邪をひいたあとなどに声門のあたりにウイルスがつくことでそこが激しく腫れてしまい、夜中に突然激しく咳き込み、ひどいときは気道が塞がれ息ができなくなる、そういった症状の総称とのこと
犬が吠えるような咳もしくはオットセイが鳴くような咳が特徴的と言われる
今回はそこまで犬やオットセイのような感じはなかったし、そもそも全然風邪ひいてる感じもなかったんだけど、、、
明日またかかりつけに診てもらうよう言われ家路についた
帰宅したら深夜なのにりんごのすりおろしをつくり、もらった薬を混ぜ食べさせた
吸入だけでもだいぶ症状は落ち着いてきていて、自宅のティティポやパーシーで遊びながらりんごのすりおろしも食べられて嬉しそうであった
はぁ、こうして書いていて改めて枝豆のこと調べていたらやっぱり怖くなってきた、、、
5歳まで食べさせないことを推奨するって相当だよね?
ついつい緩くなっちゃうし、なんなら最近リッチーは自分で枝豆の殻からむいて食べたいと主張するようになって、やらせてしまっていた
クループの記録で書き始めたけど、最後は枝豆という問題にまた向き合うことになっています
どうしよっかな〜