#692 サカナクションの山口一郎さんから大切なことを教えてもらう
2024.12.21.
今年を納めている。
元学担チームの忘年会、結婚式場同僚との戦地巡礼忘年会、新バイト先出版社の忘年会、サポーター先輩との3人毒舌忘年会、今年最後の初任校PTAバレー、8か月ぶりだけど今年最後のサークル。
今年もあと10日なんて信じられないが、区切りって結構好きなので、この空気が嫌いではない。
表題の件、「大切なことは全部サカナクションの山口一郎さんから教えてもらった」程の濃度ではないのだが、最近山口さんから学んだことが1つあるので、今日はそれについて。
私は浅めのサカナクションファンなのだが、一時期非常によくサカナクションの曲を聞いていたことがある。アルバムでいうと「kikUUiki」や「DocumentaLy」あたりである。
【私の推し曲】
★アルクアラウンド
恐らくサカナクションに出会ったのはこの曲からではないだろうか。曲もさることながら、私を釘付けにしたのはかの有名なMV。
否が応でも歌詞に注目しちゃう。超アナログ手法で、歌詞の魅せ方も何種類もあって、ラストのサビで一番盛り上がるところで大きな文字が見えては消えていくところとか、本当に素敵。しかも、一発撮りでループしてる！（ちなみに私はパソコン内動画のところが切れ目だと思ってるんだけど、どうでしょう？）
もうなんか、全てにやられたー！と感じさせられたMVだった。
★目が明く藍色
信じられるかい？この曲は7分もあるのだ。
コンテンポラリー作品すぎん？
初めて聞いたときの衝撃が凄かった。歌詞の意味は私には理解できないところがばかりだ（恐らくそこが私の受けるコンテンポラリー感の所以だと思う）。途中で曲調がガラッと変わるところからは合唱曲「時の旅人」を思い出させられ、どこかオーケストラっぽい部分も感じさせ、最後の大サビはなんだか救いを求めるかのような曲調でMr.Childrenの「Hallelujah（ハレルヤ）」を連想させる。7分あるけど何度も聞きたくなる！
相変わらずMVの作られ方は謎。これまさか…クレイアニメじゃないよね？CGよね？オールアナログだったら…気を失っちゃうよ！これ、シングルじゃなくてアルバム曲だしね！
★アイデンティティ
イントロすごいよね！ドラムが鳴り始めたなと思ったら「アイデンティティがない 生まれない ララララ」よ！
サビが叫んでる感じなのが好き。1曲通してずっと頭振っていられそうな曲調も好き。あ、今思い付いたけれど、これ一度喉の調子いい時のカラオケで歌ってみよう！
他にも、ずっと「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」のMV見続けた時期があれば、「ミュージック」を1曲リピートしていた時期も。
6年担任の時、クラスのボス猿のようなやんちゃ男子に「咳酷そうだけど、大丈夫？」って聞いたら「うん…多分風邪。」って答えられた瞬間、2人で「『多分、風』！！！」って同時に言って通じ合っちゃったこともあった。
浅めのファンでも、言い出せばキリがないくらい、魅力あふれるサカナクション。
【で、山口さんから何を学んだかっていうと】
山口一郎さんは2022年7月から体調不良で休養をしていて、今年1月に完全復活のリハビリを兼ねたソロツアーの最終日にうつ病であることを発表したそうだ。
私の知るところでは、休養を経て以前のように歌えなくなってしまったところから復活すべく、そのリハビリの様子をYouTubeで配信していて、「そういう軌跡もコンテンツになる時代だな！」などと驚かされていた。
で、先日YouTubeを巡回していたときに出会った動画がこちら↓
こちら、サカナクション山口一郎の切り身チャンネルという方がアップしている動画なのだが、切り抜き動画だけど山口さん本人公認っていうね！笑。
コロナ禍で行われたオンラインライブは、無観客だがリアルタイムで行われていたそうで、なのにものすごい工夫と挑戦がある内容で、動画を見てただただ驚く。
そして、学んだことというのはライブ自体ではなく…
「うわあああ！」
「かっこ良すぎるだろ〜！」
「全部タイミングとか合わせてるのすごいよね」
「演奏うまいよね、みんな」
「サカナクションって、やっぱり曲にいろんなバリエーションがあるよね」
「俺、この繋ぎすげー好きなんだよ」
「『なぜかドクダミとそれを刈る母の背中を 思い出したここは東京 蔦が這うようにびっしり人が住む街』。いい歌詞よね〜」
「うははっ！ いいね〜！ 高揚感あるよね」
「みんな広めてくれ！サカナクションの良さを。 全然知らないから、みんな」
などと言っている、動画解説の山口さんのコメントからである。
自分の好きなバンドについて語る熱いファンのようなコメントだが、山口さんが作って、山口さんが歌って、山口さんたちで創り上げたライブなのだ。つまり、自画自賛。いや、自画自賛にはどこかしら悪い意味を感じるから語弊があるな…。
山口さんは、自分が本当にいいと思うものを創り上げ、世に送り出しているということだ。
そして、その出来にとても満足している。悶絶してしまうくらい気に入っている。
みんなにもその良さが伝わってほしい。
その姿勢が、最近「自分が楽しいと思うことに正直に進もう！」と思っている私にどハマりしたのである。
スキの数とかフォロワー数とかを気にするのではなく、自分が良いと思うものを。
私なんかが本作ったなんてお恥ずかしいのですが…なんて思ってるんじゃなくて、こういうの作りたくて作ってみたんですよ！どうすか？という姿勢で。
もう、世の発信する人たち、みんなそれでいいだろと思ってしまった。
授業する人だって、自分が楽しいと思うことを突き詰めている方が魅力的だ。（教員として楽しいと思うところが本線から外れていると実行が難しいけれども。）ほら、中学校とかに、内容は小難しくてよく分からないけれど、やたらマニアックな話を熱く語ってくれる先生とかってなんか好きだなと思うしね。
そうやって自分を表現して、違うなと離れる人もいると思うけれど、好きな人は大好きになってくれるはず。
私もね、自分が一番のファンになれるようなものを生み出していきたいわ❤︎
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#本人と観るライブ
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#明日も元気に学校に来てください