#280 本当にお願いだから始業式はあと1週間遅くして欲しい
2023.2.23.
源泉徴収票が1枚足りなくて、確定申告が確定しなかった〜。
学校の先生って、子供たちが来ない長期休みはお休みが取りやすくていい。(まあ、裏を返せば普段は取りにくい。)夏休みや冬休み、社会人としてはかなりまとまった休みを取ることが可能である。心穏やかに過ごせる。
だが、春休みだけは全く状況が違う。めちゃくちゃ忙しい!
私だけ???
さて、新年度、子供たちと会うまでにやることってどんなことがあるだろう。
◆引き継ぎ
子供のこと、分掌のこと。自分が伝える側でもあるし、聞く側でもある。特に配慮が必要な児童や難しい保護者については抜けなく引き継がなければいけない。
◆名簿作り
校務システムからデータを取り出して使いやすいフォーマットに入れるだけだけど。名前の漢字と読みと顔写真チェック、私はなぜかクラスの子の名前をノートに3回は書く。
◆教材選び
テストやワークの選定と発注。
◆学年打ち合わせ
学年内の役割分担や学年としての方針を決める。年間や1学期の行事について。
◆教室整備
自分の荷物の移動とセッティング。靴箱ロッカー廊下のフックのビニールテープと名前シール貼り。机の配置。できれば床に目印つけたい。
最低限のことだけはやっておき、子供たちと一緒に教室を作っていく…という方法も取り入れると良いと思う。
◆分掌の仕事
もし分掌の長だったら仕事の割り振りを考えておく(最終は相談するけど)、直近でやることの確認。分掌によっては4月はかなりハード。
◆配布物の仕分け
年度初めの配布物は多い。そして不備が許されない。後から追加が来ると困るので、本当に出揃ったタイミングで効率よくやりたい。この業務はいつか多少ICT化で改善されたりしないだろうか…。
◆最初の週の授業計画
どの教科も良いスタートを切りたい…!経験がある学年かそうでないかはかなり見通しの立ち方が違う。
◆入学式準備
1年担任が激務なのは間違いないが、それをサポートするためにも自分に割り振られたものをよく確認して、前年度の資料なども見ておいて、スムーズに準備が進められるようにしておきたい。
◆学級開きを考える
これは何年目でもドキドキである。
◆掃除や給食のシステムを考える
これは学級によって結構違いがあるけれど、かなり重要だと思っている。
パッと思いつくだけでこんな感じ。きっとまだいろいろある。
問題は、これらをほんの数日間でやらなければならないということである。
その学校や子供のことをある程度分かっている人でもやることはいっぱいだが、初任や異動してきた人にとってはもう何が何だか分からないだろう。そもそも職員の顔と名前も、誰に何を聞いていいのかも分からない。
超ストレスフルなスタートである。
そして、迎えることがゴールではなく、子供たちが来始めたらそこが本当のスタート。それこそノンストップで業務が続いていくのである。
なんかさ、大切な出会いのときだからこそ、もう少しちゃんと準備する時間があって心の余裕がある状態で迎えられることが大事なのでは?
あんな忙しい状態でスタートしたら、そりゃどこかにミスも起きるし、授業準備できずにその時間を迎えてしまったりするし、最初に楽しくないっていう印象を与えるとそこから上げていくのも大変。
あと1週間遅くスタートさせるって、できないものかな?というか、この日程で新年度をスタートさせるのって、誰得なの???
ずっとそんなことを考えていたのだが、さらに注目すべきは来年度のスタートである。私のいる自治体は恐らくこんな感じ↓
う…嘘でしょ???
ちなみに、令和4年度の入学式について、都道府県別にまとめているブログがあった!(題名は令和5年度となっているが、今のところ内容は4年度の実績)
佐賀・大分・熊本は4月13日(水)だったと!!!そう、それだ!!!
この日程は、誰がどんな風に決めているものなんだろう。1週間遅らせるじゃダメな理由があったら本当に教えて欲しいし、その理由より遅らせることにメリットがある自信がある。
東京都の異動発表が年度内に変わったことだし、入学式の日程の検討も、ぜひ偉い方々、お願いします!!!
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