#118 自分の中の小さなクリエイター魂に気付く
2022.8.21.
クリエイターについて考えたこと①
昨日、朝の支度をしながら聞いていたvoicyという音声配信アプリで、農業で自由を手にするラジオをやっているとまたろうさんが「人間ってみんなクリエイターだよね」という話をしていた。
営業の人って売れる人売れない人いるけれど、見た目、しゃべり方、人となり、相手に合わせた商品の提案、商品の魅力を伝えるストーリー…個人の裁量でいろいろ工夫ができる。それってめちゃくちゃクリエイティブなことだし、売れる人は本当に様々な工夫をしているのだ。
子育て中の親もそうで、子供に日々どんな声かけをするかなんて千差万別だし、それは毎日毎時間続くものだし、子供に大きな影響を与えるものだろう。何をしたら怒るのか?見守るのか?励ますのか?だとしたらどんな言葉で?
それもまたクリエイティブであると。
聞いていて、なるほどなー!と思った。
今はアーティストとかデザイナーとか、そういう芸術っぽいものを生み出してお金を得ている人をクリエイターと言うだけでなく、いろんな仕事にクリエイティブ要素はあるとは思っていたが、営業や子育ても…とまではあまり気付いていなかった。でも、確かにそうだ。
そしてもちろん、教員もめちゃくちゃクリエイティブ。授業って教員のアウトプットのひとつでもある。(以前育休中のMさんもそう言っていた!)
クリエイターについて考えたこと②
「海が走るエンドロール」
このマンガがすごい!2022のオンナ編にて1位を獲得したほどの有名な漫画だ。主人公は夫に先立たれた65歳のおばあちゃん、うみ子。美大に入り、本気で映画作りに挑んでいく。
映画の上映中、スクリーンでなく客席が気になるうみ子。そんなうみ子に映像専攻の美大生カイが「映画、作りたい側の人なんじゃない?」と言うシーンがある。
ドキッとした。そして、わかるなぁと思った。
映画ではあまりないけれど、私もいつも客席が気になっているからだ。
移動教室に引率すると、主担当でなければ写真や動画をたくさん撮る。そしてそれを編集して、子供たちに見せたり保護者会で見せたりするのだ。
編集するとき、余裕がなければただつなぎ合わせて音楽をつけるだけだが、余裕があれば意識していることがある。
それは「テーマを決める」ことだ。
初めてもった5年生では、ドタバタ旅の様子に「水曜どうでしょう」を思い出し、テーマをそれにしてみた。オープニング曲、途中の効果音、エンディング曲なども、水曜どうでしょうで統一。
翌年持ち上がった6年生の時は、宿舎に意外なゲストが登場したため、そのシーンには「これはダースベーダーのテーマが合うでしょ!」と思いつき、編集テーマは「スターウォーズ」になった。
こういう行事の映像や年度の振り返りムービーの観賞会では、作った映像ではなく子供たちや保護者の様子を見ている。
ここは笑ってくれるかな?
このタイミングで効果音入れたら面白いかな?
ここにテロップがあったらもっとよく伝わるかな?
そんなことを考えて作った映像が、どのように相手に届くのかが気になるのだ。
私もまた、うみ子のように、誰かに何かを伝えたい届けたい側の人間なのかもしれない。
何が言いたいかまとまらなくなってきたけれど…最近のクリエイターについて考えたこと、でした!
誰もが毎日大変クリエイティブなんだけど、それを誰かに伝えたりまとめたりすることもまたとても大事。
私はnoteを始めてから、自分の考えを筋道立ててまとめること、それを伝えるために言葉や絵にすることがどれだけ難しいかを感じているし、勉強になるなと思っている。
これからも、精進してこ!