#465 最近voicyで気になった配信は
2023.11.2.
ネット記事やSNSで気になるトピックスを見かけるたびに、とあるLINEグループに情報を転送していたら、「よく見つけるなあ」「どこからこんなに情報仕入れてくるの?」などと言われた。
気になることを一つ取り上げ、深掘りして記事にすることも大事だと思うが、アンテナを張って、いろいろなところから議論したくなるネタを見つけ共有することもまた、私のできることのように思う。
ということで、今回は「最近私の心のアンテナに引っかかったネタ紹介記事」を書こうと思う。
★日本の授業がつまらない理由/為末大さんのvoicyより
題名がまず衝撃的よな。日本の教育がつまらない前提で、なぜなのかについて語っている。
日本では、興味のないことでも聞くよう教育することが行われていると。私も当たり前のようにやっていたと思うし、そう意識したことがなかったかもしれない…。
為末さんが陸上の出前授業に行き、「これを踏まえて自由に練習してみて」とやらせると2割くらいはやらなくなる→先生たち焦る→でも自分はそれでいいんじゃないかと思う…という話に、なるほどなー!そういう考え方もあるか!私って日本人的だったな、と思った。
★10歳に休日のプランニングを任せたら/尾石晴さんのvoicyより
最近姉とよく「姪1ちゃんをどうしたもんか」という話になる。姪1ちゃんは小4、10歳だ。
成績は可もなく不可もなく普通なのだが、とにかく勉強が嫌いで、宿題やるだの支度をするだので悪態をつく姪1。
先日は姉と作戦会議と称してお茶してきた。その会議の結論は、主体的に動けるよう「計画を立てさせよう」と「褒めよう」だったのだが、実践してみると、そもそも計画立てようとしないし、悪態をつき始めると褒めるところが見当たらなくなってくる…。難しい。
そんなときに聞いたのが尾石さんのvoicyだったのだ。時間、予算、条件などを提示して、その枠の中でのプランニングを10歳の子に一任してみたときの話。
これは休日のプランニングだったから楽しくできたのかもしれない。でも、やっぱり自分が考えたプランだからこそ「朝ダラダラせず支度する」「時計を持っていって時間を気にして動く」のような、普段親からやりなさいと言われるようなことを自分からできたのではないだろうか。
早速、姉にこの配信を転送した。
★担任が休んでも困らない…?/葛原祥太先生のvoicyより
「けテぶれ」という手法を提案し、子供が自立した学習者となっていけるよう実践をされている葛原祥太さんが、少し前からvoicyの配信を始めた。考えさせられる話がたくさん。
この回で一番興味を惹かれたのは「葛原先生がコロナに罹って学校をしばらく休んでいたけれど自習にあまり困らなかった話」だ。
最近、先生たちがコロナやインフルに罹って何日も休まなければならない状況を目の当たりにすることが多く、そうなるとある程度学習が止まる(先に進まず復習やテストが多くなる)し、休んだ先生もいる先生も大変なのである。
その後の説明を聞いていてもやっぱり具体的にイメージできず、どうやってるんだろう…と、ますます実践の様子に興味がわく配信だった。
★研究授業に提案性大事と思った話/葛原祥太先生のvoicyより
こちらも葛原先生。
普通の目線で考えたら「その授業どうなの?」という内容の授業(しかも校内研究授業)だったけれど、実は担任の想いがあり、しっかりと準備されたものだった…という話。
過去、自分が研究授業やったときには、どうしても「多くの人が正しいと思うことをしなければ」っていう意識が働いてしまっていたように思う。
校内研だと、学校としてのテーマがあるけれど、その中で自分はこう思う・こんなのどうかなというところで授業をし、それがネタになってあーでもないこーでもないとみんなからいろんな意見が出るのが、よい研究授業なんじゃないかと今は思っている。超難しいけど!
★学校で教育的に自由を教える/葛原祥太先生のvoicyより
まさかの3連発っていうね。
これもねえ…めちゃくちゃ考えさせられた。そして、影響を受けて今日の授業をちょっと変えてみたら、いろんな気付きがあったので、それはどこかで記事にしたいと思う。
ということで、今回はvoicy×教育系ばかりなのだが、こんな感じでSNSなどで得た情報から「うーん」とか「へええ」とか、日々ちょっとずつ心を動かされ、悩んだり、自分の行動を変えたりしている。
SNS、やりすぎもよくないけれど面白い情報もたくさんあるので、教育系に限らず「こんな話もあるよー」というネタをお持ちの方、ぜひぜひ教えていただきたい。