得意なスポーツ、苦手なスポーツ

#735
2025.2.28.
明日から3月なんて信じられる？

バスケの試合に出ることになった。
バスケクラブの6年生の卒業イベントで、6年生VS教職員をするらしい。

サポーターをしている今の小学校では、教職員バレー大会で経験値を生かしてブイブイいわせてしまったがために、「運動結構得意な人」と認識されている節がある。球技全般まあできるんでしょ？みたいな感じで思われている。

でも、声を大にして言いたい。

バレーとバスケは全然違うだろと。

以下、バスケの嫌いなところを羅列していくので、バスケが大好きでそんなことは読みたくないという人はもちろんここでストップしていただきたい。

★敵と接触するのが嫌い

一番はこれに尽きる。
ボールを持ったら、なんかやたら圧を受ける。持っているボールをチョンとかされて、奪われそうになる。逆に、守っているタイミングにはドリブルしてくる敵がぐいぐい入ってくる。
お願いだから、接触してこないで欲しい…。私はそんな戦闘民族としての能力を備えていないのだ。だから、攻撃で敵の中にカットインしていくのも苦手である。

それに比べてバレーはコートが区切られていて、自分たちの陣地がある。接触といえばネット際くらいのものである。安心、安全。邪魔されずにプレーできるって素晴らしい！

★走り続けなければいけないのが嫌い

それぞれの陣地がないせいで、結局オールコートを走り回らなければならない。何が楽しくてこんなに何回も何回もダッシュをしなければならないんだ！

バレーだと、ボールを取りにダッシュしたりすることはあるし、前衛は常に飛んでいて運動量はあるが…慢性的にダッシュしなければならないということはない。たまーにラリーが長く続くくらいがちょうどいい！プレーが切れたら一旦休めるのもいい！

★ボールが大きくて硬すぎるのが嫌い

バスケのボールって何であんなに大きくて重いのだろう。コントロールが効かない上に、突き指する可能性もある。ああ、なんて恐ろしい競技なんだろう。

バレーのボールは軽いよ？卓球とかならもっと軽いよ？怪我の確率が下がる！安心、安全。

ということで、私はバスケが苦手である。
でも、それなりに何回か練習に参加して、対決の本番を迎えた。

そのバスケクラブは大所帯だった。
低学年、中学年、高学年とそれぞれめちゃくちゃいっぱいの子どもたちが所属している。

当日の16時半に昇降口の近くを見てみたら…どんどん人が入ってくるではないか！試合に出ない低中学年の子たちも、「6年生と先生たちが試合するなんて、絶対見たい！」などと言いながら体育館を目指していた。

これは…えらいことを引き受けてしまったのかもしれない。。。

所属しているクラブの子たちに加えて、保護者もやたらいっぱい来ていたし、出場しない教職員も残れる人は全員見に来た。体育館の周り一辺はベンチだったが、残りの三辺はギャラリーが取り囲んでいた。アイドルコンサートばりにうちわで「〇〇先生頑張って！」と書いてあるものを振る人、クラブの後輩たちの揃った応援の声。そうそう、部活の試合ってこんな感じだったわ！

「みゃー先生！出るの？」と声をかけてくれる何人もの子どもたち。同じく未経験で借り出された先生と共に震えた。「すっごいダメダメなプレーをしたら…めちゃくちゃ舐められる気がします。来週から学級崩壊するかもしれません。」先生、自分を追い詰めすぎ。
でも確かにこういうイベント、諸刃の剣なんだよなあ…。

特別に監督が主審、コーチが副審をしてくださった。試合が始まった。

5分って…全力ダッシュを続けるには絶妙に辛い時間設定よね。
あんなに緊張状態だったのに、試合が始まると相手の動きに対応するのに必死で、周りが全然気にならなくなった。

本日の私のめあては2つ。

◇練習を生かす…具体的には、パスを受けたらとりあえずシュートフォームを構える。相手が止めにきたらドリブルで切り込むか、2歩踏み込んでゴール下シュート。
◇最後まで諦めない姿勢を示す…付け焼き刃の練習なので、できることは限られている。けれど、諦めているかどうかは態度や行動に出る。ちんたら動かない、仲間に声をかける。そのくらいはできる。

苦手なバスケ、数多くのギャラリーの中緊張して試合に出てみたら、どうだったかと言えば…

結果、めちゃくちゃ楽しかった。笑。

競技の特性として苦手なポイントは上に挙げたように多々あるのだが、体を動かして、みんなと協力して、子どもの懸命な姿を見て、やっぱりスポーツ素晴らしいとしか言いようがないね！

皆様たまには、苦手なスポーツしてみるのもいいかもしれません。

えー、最後に。
私の気管支から、ずっと血の味みたいなのがするんだけど、大丈夫そ？

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