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#231 「幕間」と書いて何と読む?

2022.12.13.
「まくあい」、だそうだ。
実は、この記事を書くまでずっと私は「まくま」と読んでいた。


最近舞台や劇を見る機会がちょこちょこあったので、幕間というものについて思い出した。




教員4年目のとき、学芸会があった。6年生担任で「ショウ・マスト・ゴー・オン」をやった年である。

こういう行事では、普段の分掌などをもとにして、役割分担が決められている。そのとき、私の名前が「幕間指導」というところに入っていたのである。(当時、脳内ではまくましどうと読んでいる。)

その2年前にやった学芸会ではそんな役割はなかった気がする。自分が小学生の頃の学芸会でもなかった気がする。「幕間指導」とは…何だ?

まく‐あい〔‐あひ〕【幕▽間】
演劇で、一幕が終わって、次の一幕が始まるまでの間。舞台に幕が下りている間。[補説]「まくま」とは読まない。
デジタル大辞泉より

学芸会の委員長に確認したところ、どうやら代表委員会の子が、学年の劇と劇の間に、みんなが楽しく待てるような「何か」をするらしい。

何それ、楽しそう!

その学芸会委員長は、一緒に代表委員担当をしている方だし、幕間というアイデアを今回の行事に盛り込んだ張本人でもあった。概要は学芸会委員長から子供たちに伝えてもらい、私はその様子を見ながら指導に入ることになった。

ということで、代表委員会のメンバーに説明。トイレ休憩などのちゃんとした休憩のところでは出動せず、基本的には「みんなが座ってしばし待たなければならない時間」で出動する。どんな場つなぎをするかアイデアを出し合ったところ…
◆鑑賞マナーについてのお知らせ
◆直前に見た劇についてのクイズ
◆じゃんけん大会
などの意見が出た。じゃんけん大会とか、バカ騒ぎになってしまったりしないのかな…?


結局、これらをやることに決定し、プログラムを見ながら、「ここはクイズ」「ここはじゃんけん大会」などと割り当ててく。
数チームに分かれ、それぞれの内容を決める。鑑賞マナーチームは、ちょっとした劇のように。クイズは長さを調整できるように問題を多めに考えておく。じゃんけん大会は…そのまんま。笑。


そして迎えた当日。この「幕間」は、児童鑑賞日でしか出動しない。

私は、出入りのタイミングでキューを出す役。
1学年の劇が終わったら、まだ子供たちの集中が完全に切れない間に「今だっ!」と出動の合図を出し、大道具の出し入れ状況を見ながら「まだ続けて〜!」「次の1問で終わりにしよう」などと終わりの合図を出す。

やってみて実感。


幕間、とっても良い!!!!!



代表委員会の子たちが上手にやってくれたことも大きかったが、集中が切れて騒ぎやすい状況のときに何か楽しい出し物があるのはとても良いことだと思った。
それに、子供たちがアイデアを出し、実際にやっているので、「子供たちの行事感」が高まるような気がする。
私が勝手に心配していた「じゃんけん大会」…一番盛り上がっていたー!




ということで、「幕間」、ネットで検索するといくつか学校のホームページが出てくるくらいので、どのくらいメジャーなのかは知らないが、私は初めてやってみてとても楽しかった。
もし興味のある方で劇間のどんでんの時間にお悩みの方がいたら…ぜひやってみていただきたいオススメ企画である。




#教員エッセイ
#学芸会
#幕間

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