#147 帰りの会のサンバ
2022.9.20.
教員3年目だったか4年目だったか。
仲の良かった音楽の先生が、同じ自治体の別の学校に異動してしまった。かなり規模の大きな学校へ。
その頃まだ細々と学校公開行脚をやっていた私。
なので、異動先の学校の行事がある度に、チャンスとばかりに見に行っていたのだ。
その年の音楽会も、一人で見に行った。
行ったからには何かしら感想を伝えた方がいいかなと思ったのだが、改めて何かに書き直したりメールを打ったりするのは大変…ということで、編み出した手段が、
「プログラムにメモしていた感想をそのまま写真に撮って送る」
だった。(失礼だったかもしれない!)
↓
読み返すとなんか書きぶりが偉そう!申し訳なくなってきた!
(皆様は細かいところは読まずに雰囲気だけ感じ取ってください。)
この感想付きプログラム、私のテンションが高いところが2つあって、
①4年生合奏「みんながみんな英雄」で、クラップを入れていたところ
→その前の年に、私がこの曲で運動会の高学年表現を作っていて、動きの中にボディパーカッションを取り入れた。その時のやつに!別の学校の音楽会で!もう一度会えるとは!
と、会場内で一人だけ違う胸熱を感じていた。
そしてもう一つは
②3年生合唱「帰りの会のサンバ」との出会い
イントロから可愛い曲だなと思った。でもそれ以上に…歌詞が良いの!
聞き取れた部分も良かったけれど、ちゃんとした歌詞が知りたくてすぐにネットで検索した。
いやぁ、ステキ!!!
ちなみに、こちらのバージョンも可愛い↓
そのときは6年担任だったが、来年高学年じゃなかったら絶対学級で取り入れよう!と思う曲だった。(高学年は…?笑)
そしてその翌年…1年生担任。
曲そのものにパワーがあるので、何か指導したりはしないことにした。子供たちが帰りの支度をし始めたら、おもむろに拡大した歌詞を黒板に貼り出し、曲をかけ、私が一人で歌う。
子供たち、びっくり。と同時に、歌詞を見ながらなんとなくで歌おうとし出す子もいた。
「帰りの支度ができた人は一緒に歌ってもいいよ」
「最後の手拍子の時には席に座っていようね」
こうして、帰りの支度ソングとして定着したのである。歌う子も歌わない子もいたけれど、みんなの今日の学校生活が「感謝して」幸せな終わりになりますように。
そして、明日も元気に学校に来られますように。