総按での限界と矛盾
脈診を初めて習った時、
おそらくほとんどの鍼灸師は
人差し指
中指
薬指
の3本で脈を診る方法を
教わったと思います。
この3本指を
手首の橈骨動脈に
当てて診ますね。
これが「総按」という
脈の診方です。
この総按は
病院などの医療機関で
脈拍を測る際にも使われている
オーソドックスなスタイルです。
東洋医学、
とりわけ経絡治療家と
呼ばれる鍼灸師は
ベッドサイドに腰掛けて
総按を両手で行うスタイルが
「the脈診」というモノ
と認識している鍼灸師が
多いと思われます。
その3本指は
骨度法では「2寸」という
幅、距離を示しますね。
橈骨動脈の2寸のエリアには
六部定位という箇所に
12経脈と五臓六腑が
配当されています。
患者様の手首の動脈で
診ていますから、
その六部は患者様の
2寸のエリアのサイズに
配当されていることになります。
さて、ここで、
疑問に思いませんか?
脈診をする際に
考えたことありますか?
自分の3本指、
骨度法での2寸は
患者様の3本指とは
異なることを。
同じくらいの太さの
指であれば、
自分の2寸と
患者様の2寸は
同じ幅、エリアで
問題はないのですが、
もし、自分よりも
細い指の患者様の
脈を診る場合は
正確には診れない。
ということになりますよね。
それなのに、
全ての患者様に
同じ脈の取り方、
診方をすることは
無理というか、
矛盾がありますし、
正確な脈診と
言えるのでしょうか?
脈診経絡治療協会の脈診は
人差し指のみで診る
「単按」を採用しています。
ですから、
患者様の2寸に
合わせる必要がありません。
患者様の2寸の幅で
人差し指をずらして、
人差し指で位置を合わせて
脈を診ます。
そうすることで
正確な脈診をすることが
可能になると考えています。
人差し指で診ると
小さい子供に対しても
脈診をすることが
可能になります。
感覚の鋭い
人差し指だけで
集中して診るので、
脈状診を組み合わせて
診ることも可能になります。
「単按」で脈診すると、
体格差の矛盾が無くなり、
「総按」での限界を
超えられます。
「総按」から「単按」に
変える時には
「慣れ」が必要ですけど、
きっと問題ないので
試してみてください。
診れると思います。
面白かった、ためになったと
思って頂けたなら
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世界中の人に『平』を届けて、
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