アイドルと前代未聞の契約に切り替える
丹本 江里子が
すみれガールズのメンバーとして活動するためには、
ヒマサプロダクションと業務提携契約を結ばなければなりませんでした。
この
『業務提携契約の内容』
がなんとも残念なものだったのです。
まず、
というもので、
これは常識外れな内容ではありませんでした。
しかし、
この契約はFind Productionとヒマサプロダクションとの契約内容です。
つまり、
丹本が働いた金額に対して、
という内容なのです。
おわかりでしょうか。
丹本本人は
Find Productionから支払われます。
Find Productionは
という出演料の配分をしていたので、
アイドル活動をアイドルプロダクションを通して行うと
丹本にはとんでもなく少ない金額しかはいりませんでした。
具体的な金額で例をあげてみましょう。
これが、
10万円の仕事ならこうですが、
売れていないアイドルグループです。
売れていないアイドルをマネジメントしている
アイドル事務所です。
10万円の仕事なんか
もってこれる訳がありません。
1日のギャラが3,000円の時も普通にありました。
さて、
3,000円の時、
丹本の手元にはいくら入るでしょう。
正解は
900円です。
1日のギャラが900円です。
交通費はヒマサプロダクションは出してくれません。
本人負担です。
そんな仕事を
月に何本も入れてくるのです。
契約書の中に
・特別な事情がない限りは、仕事に行くこと
という内容があったので
休む訳にはいきません。
しかし、
行くと交通費を払うと赤字です。
「これでは丹本の生活が壊れる!」
と思い、
「どうすれば丹本の生活を守れるか」
と考えに考えた結果、
私共Find Productionは、大胆な契約を結ぶことにしました。
契約を
という契約形態から
という形態に変えたのです。
さらに、
アイドル活動の際の出演料は
全額 丹本にバック
というなんとも信じられない契約に切り替えました。
つまり、
丹本がアイドルグループで活動した場合、
Find Productionには1円も入ってこない契約なのです。
『丹本の生活を守るために』
『丹本がしたい活動をサポートするために』
前代未聞の契約に切り替えたのです。
こうでもしないと、
丹本の生活を、丹本の活動を守ることができませんでした。
いや、
最終的にはここまでしても
丹本の生活は守れなかったのです。
という契約形態にしたことを
逆手に取られて、
さらにヒマサプロダクションからの地獄契約が拡大していったのです。
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