アーティストのファンの中には
いろいろな方がいらっしゃいます。
『本当に応援してくれているファンの方』
も当然いますけど
『ファンなのか、クレーマーなのかわからないファンの方』
もいます。
アーティストマネージャーをやっていて
『迷惑なかまってちゃんファン』にも頭を悩まされました。
アーティストが活動していく中で、
いちいち文句をつけてくるファンです。
でもそれは、
本当にクレームが言いたくて言っているのではなく
「私にかまって!」
というだけの人もいました。
ちょっと例を出しましょうか。
あるアーティストのバースデーイベントを開催する際、
「いつもファンの方が何を望んでいるかなー」
と考えて、
と思い、
企画書を作りました。
アーティスト本人からOKを頂き、
次の準備はスタジオとカメラマンです。
せっかく撮影をお願いするのなら
歴史あるスタジオで、一流のカメラマンにお願いしたいと思い、
企画書を持ってお話に伺いました。
結果は、OK!
・イベント概要
・日時、時間
・料金
・申し込み方法
などをまとめたホームページを作り
いざ「公表」となった際、
この『迷惑なかまってちゃんファン』が動き出したのです。
なんか不思議なやり取りですよね。
ライブもイベントも
『強制参加』
ではありません。
行きたいライブに、
行きたいイベントに、
自由に参加すればいいのです。
概要が気に入らなければ、いかなければいい話なんですけどね。
ちなみにこのファンの方。
他の方は『撮影枠』を1つ購入されるところを
「自分はもっと一緒に撮りたい!」と2枠購入されました。
あれだけ文句を言っておいて、
誰よりも多く購入される。
ただただ運営側に
「私買いますから」
とアピールして、
かまって欲しいだけなんです。
この方には他にも
たくさんたくさん当たり屋のようないいがかりもつけられました。
根底にあるのは
「かまってほしいから」
という思い。
こちら運営側からすると
本当に迷惑極まりない行為の数々でした。
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