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退所したタレントに対して、芸能プロダクションからの圧力

ひと昔前は、
タレントが芸能プロダクションを辞めた際、
『プロダクションから圧力がかかる』
という噂がありました。

ちょっとわかりやすく説明しますね。

Aプロダクションに
タレントA
タレントB
タレントC
タレントD
タレントE
がいました。

テレビ局ZはAプロダクションと仲良くしていて、
Zの番組によく出してもらっていました。
Aプロダクションのタレントを番組に出すことによって、視聴率が取れたのです。

Aプロダクションから
タレントCが辞めました。

テレビ局Zが
Aプロダクションのタレントに番組に出てもらおうと思ったら、
タレントCを起用することはできませんでした。

なぜならば、
タレントCを起用することで
Aプロダクションの機嫌を損ねてしまい、
Aプロダクションから
「もうテレビ局Zの番組にうちのタレントは出しません」
と言われたら困るからです。

という感じのものです。


これはテレビ局に限らず
映画、ラジオ、雑誌など
様々なメディアにおいて
このようなことがあったのです。


「うちのタレントを使いたければ、辞めたタレントCは使うなよ!」
とプロダクション側が言わなくても
メディア側が自主的にタレントCを使わなくなることもあります。


いわゆるこれが
『圧力』
と呼ばれてしまうものです。


なので、
「大手のプロダクションを辞めたら仕事がなくなるぞ」
というのが
『圧力』
という噂を生んだのだと思っています。


そもそも、
タレントがプロダクションを辞める際、
『何か理由がある訳』で、
その理由はあまり前向きなものはありません。

プロダクションとタレントが
こじれればこじれるほど、
辞めたあとの圧力は大きなものになります。


ここで知っておいて欲しいのが、
プロダクションが一方的にタレントに圧力がかけられる訳でもないのです。

タレントがプロダクションに対して圧力をかけてくることもあるのです。


「自分が出演する条件として、
Aプロダクションの人が出演しないこと」
ということです。


実際、
Find Productionを大トラブルを起こして辞めた女優が、
その後、Find Productionの女優よりもいい役で映画に出た時、
「Find Productionのタレントと一緒はイヤだ」
と言い、
Find Productionの女優は、
決まっていた役をおろされたことがあります。


これも
『圧力』
です。


これは別に芸能界に限った話ではありません。

一般社会でもある話ですよね。


ただ、
芸能界はちょっとやり方が汚いな、と思うことも多々ありましたね。

⇒ 小説『地図を探して』:目次はこちら

※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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