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プロダクションを使い捨てるタレント

SNSが発達して
『自分の意志で』
『自分の言葉で』

発言ができるようになりました。

簡単に発言できるようになって、
発信力のあるタレントの立場が強くなってきたと思っています。


現在、
芸能界で起きている状況をみて
「プロダクションを使い捨てるタレントが増えてきたな」
と思うことが多々あります。

簡単に言うと
「売れるまでプロダクションに頑張ってもらって、売れたとたんに独立するタレントが増えてきた」
ということです。


物事、
0 → 1
にするのは本当に大変です。
時間もお金も労力も、
本当にかかるものなのです。

1 → 2 
にするのは、
0 → 1 と比べると、実はそんなに大変なことではないのです。


最初の本当に大変な時期は
プロダクションは『先行投資』として
お金も時間も労力もかけていきます。

タレントが売れるために、
タレントを売るために、
お金も時間も労力もかけていきます。


少しづつ売れてきて、
「さぁ、ここから!」
というタイミングで
「お金はこっちがもらうよ」
と独立をされたのでは、
プロダクションからするとたまったもんじゃありません。


でも、
「そんなタレントが増えたなー」
という感想です。


かくゆう私も
新人アーティストを売り出すために
楽曲を創ってレコーディングまでして、
「さぁ、売り出すぞ!」
という時に
「音源データをもらったので、私がCD-Rに焼いて売ります。もうプロダクションは辞めますから。」
と言われて、
裁判をしなければならなくなったことがありました。
(この話は、また別でしますね)


『人と人との義理』
『相手への思いやり』

などはどこにいったのか、
寂しくなることがよくあります。


⇒ 小説『地図を探して』:目次はこちら

※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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