夏休みの読書感想文⑦|クランボルツに学ぶ夢の諦め方
人生の悩み相談をしていた知人に、「その悩みの解決法は全てこの本に書いてある」と教えてもらった本。
『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』海老原 嗣生 著
結論から言うと、
「夢」とかなりたいものは都度変わるから、
とりあえず今を一生懸命生きていれば
自分の才能を活かすことができて、
それが成功につながる
ってことだと受け取った。
印象に残っているのは主に2つ、
①計画的偶発生理論について
②夢の消化について
「計画的偶発性理論」について
「夢」は変わる。
その前提で、
人との出会いを増やしたり、
新しいことにチャレンジする機会を増やすために
何事も一生懸命、かつ謙虚に取り組むことが大事。
これは自分のこれまでの人生でも共感する出来事があった。
自分は大学生のときに1年間ワーキングホリデーに行ったんだけど、
初めての海外、初日から知らないおじさんに騙されそうになるほどすぐ人を信用する真面目の極みみたいな人間だったので
言葉もよくわからなかったけど、
とにかく出会った人やご縁のあった仕事にはできるだけ丁寧に心を込めて愚直に向き合っていた
そしたら、すごく割りのいい仕事を紹介してくれた人がいた。
他の人じゃなく私にお願いしたいって言ってくれた。
すごくお世話になった、本当に素敵な人だった。
そこでの仕事は私の人生にとってかけがえのない思い出になった。
一生懸命、愚直に、謙虚に、がむしゃらにやっていると、自分自身は目の前のことに精一杯でも、
きっと誰かが見てくれていて、
いつか、何かのチャンスを与えてくれる可能性がある。
そんな経験は他にもいくつか心当たりがある。
夢の消化について
「夢」は、とりえず叶えるための行動をとって
叶うか叶わないかはっきりさせろってこと。
そしたら次の夢に向かって進める、と筆者は言ってる。
自分は昨年仕事を辞めて、今年独立したんだけど
仕事を辞めたときに
「このまま一生会社員だったら死ぬ時絶対後悔するなぁ」と思った。
今は結婚もしてないし子供もいない。
仕事も辞めて今日何をするかを自由に決められる。
つまり、自分が自由に使える時間と体がある。
「リスクを取るなら今だと、未来の自分は言うだろうなぁ」
と思った。
まぁメンタルもそこそこやられて退職したのでそんな100%ポジティブな覚悟があったわけでは正直ない。
でも、
一応高校生の時に社長になりたいって夢を持ってて、
それが社会人になっても時折チラついてて、
理想の結果にはならないかもしれないけど
これがそのタイミングかもと思った。
社長という肩書きはまだないけど、
半分くらい挑戦してみて…
あーなんか、
めちゃくちゃ向いてるとは言えないけど、やっぱりこれはやりたくない、とも言えないなぁ…
ってことはわかった。
それが大事。
「いつかやりたいなぁ」よりは、
「とりあえずやってみてるけど、うーん。。」
の方が、大事。
本当は、「やったけどダメだったわ!」か、
「やって良かった!」
で終わらないとなんだけど、、
もう少し時間をください。。
この本で印象に残っている言葉
その通りだ。
楽しく仕事しよう、と思ってるときは仕事は楽しい。
でも同時に、ふと気を抜いたらどんどん病んでいく自分を想像してる自分がいる。
楽観は強い意志ありきだ。
(たまに意思関係なく備わってる人もいる)
その意志が弱っていくとき、人は病むのかも。
意思を細分化すると、自己肯定感とか、承認欲求とかになるのかな
自分はもともと自己肯定感は低いタイプで、
別にもてはやされたり賞賛が欲しいわけでもない。
ただ、自分は誰かの役に立ってるっていう実感は人一倍欲しいんだと思う。
(それもまとめて自己肯定感と呼ぶのかもだけど)
とりあえず、
(今の仕事は好きでやってる仕事じゃないけど)
目の前のことを一生懸命、愚直に、丁寧に、やっていこうと思った本でした。
自分の今の夢(やりたいこと)は別で探しつつ、今与えられてる仕事に対して思うところが多かった。
一生懸命の先に何があるか今の私にはわからないけど、そんな自分を誰かが見てくれてると信じる。
それで一時的に損をすることはあっても、
未来への投資だと思えるメンタルをもたねばね。
メンタルメンタルメンタル
結局、メンタルが全て!
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