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夏休みの読書感想文⑧|傷つきやすいのに刺激を求めてしまう人たち(後編)

※こちらは書き足りなかったので後編です。

なーんとなく8月が終わってしまいましたが、8月31日までに10冊読破!
と言って始めたこの夏の読書感想文、

10冊は読んだっちゃ読んだけどここに書くほどのものじゃない本(節税の本とか)もあるのでゆるゆると書きたい本を書きたいときに更新していこうと思います。

(残暑が終わるまでには書けるといいな…)

自分はHSS型HSPなんだと自覚してから、

結構物事への反応の仕方が変わった気がする。

「安定した人生を送りたい」って先輩に相談したら、「いやいや、お前は自分からジェットコースターみたいな人生選んでるだろ」って言われたり、

苦手な人とのMTGのあとに、どっと意味わからんほどの疲労感が襲ってその後1日中何もやる気が起きなくなったり、

何日か連続で人と会ってると疲れと共に自分が言ったこととか言われたことが気になったりして、
それ以外にも考えなきゃいけない仕事のこととか今後の人生のこととか、色々考えが巡ってパンクしそうになったり、

アートやかわいいものにきゅんとする自分がいて、インテリアや身の回りを自分好みにすることに(多分普通の人以上に)お金や労力をかけたり、

大きな雲が横たわる綺麗な夕焼け空や、適温で気持ちの良い風、懐かしさを感じる匂いに、快感のような、何かから解放されたような脳のしびれを感じたり

全部HSS型HSPというパーソナリティの特性なんだ、

と思えるようになってから、

あーーーーーーーーーーーーーーーーー…

まぁそうよね、私HSS型HSPだものね。

と思うと同時に、

なんて生きづらいパーソナリティなんだ。

とも思ってる。

さすがにそのパーソナリティを自覚したからといって私の人生万事解決⭐︎とまではならない…

特に、共感したのはこの部分。

例えば、起業のためにSNSで情報発信をしようとするとしましょう。
(中略)
「私がそんな発信をしたら、これまでの友達はどう思うかしら」「あなた急に何やってんのっていうかんじでいじってくるかもしれない」または、「あなたには起業なんて無理だよ」「向いてない」「似合わない」などと言われるかもしれないなど、言われるかもしれない言葉が脳裏に浮かび上がってきてはやめたくなります。

めちゃくちゃわかる。

SNSの更新はすごく色々なことを考えてしまう…

この投稿を見て友達はどう思うだろうか、
バカにするだろうか、鼻で笑うだろうか、綺麗な写真だと思ってくれるだろうか、今の私が何をしているかって、そもそも興味あるんだろうか、とかとか。

HSS型HSPは「他人の意図を汲む」傾向を持つため、集団心理が強く作用して悪い習慣から抜け出しづらくなる
(中略)
帰属する集団の規範意識のレベルに合わせることが、生き延びるための手段として有効で「朱に交われば赤くなる」の言葉の通りに流される傾向が強いためだと言えます。
ですから、HSS型HSPは帰属する集団を慎重に選ぶ必要があるでしょう。

おっしゃる通り。

私は社会人になって2社経験してるけど、

1社目は企業理念や会社のあらゆる仕組みの凄さに誇りを持ちつつ、

一緒に働く仲間のネガティブな発言や、仕事の価値観が合わず辞めた。

2社目は、一緒に働く仲間の仕事に対する価値観はある程度はまったものの、

ベンチャーだったので会社としての仕組みや方針に不満を感じて辞めた。

同僚の価値観や考え方は真逆の環境でどちらも3年半ほどの時間を過ごしたけど、

同僚との関係は比較的良好で、周りの仕事に対する価値観や温度感に合わせてコミュニケーションしてたように思う。

つまり、1社目では「仕事なんてしたくない、会社も上司も働くのもしんどい」

まぁよくある会社の愚痴言い続けるみたいなやつ。

2社目では「仕事に若い頃の時間を注ぎ込めるなんて最高、会社を大きくするために自分ができることはなんでもやるぞ」

的な、意識高い系の若者の常套句。

どっちも全く本心じゃないと言えば嘘になるけど、

コミュニケーションする相手の耳に心地良さそうな言葉を発するように自然となっていたのは事実。

そんな、自分で自分の本心がわかりづらくて超めんどくさいHSS型HSP。


日本人のHSS型HSPについて、海外のそれとの違いも交えながら説明してました。

日本人のHSS型HSPがリスクがあると引く理由は、幼少期から中学生くらいまでの間に、リスクを冒す経験をしたことに起因していることが多い

時田さんによると、
若い頃は刺激を経験したいリスクが凌駕して、なんでも怖いもの知らずでやってみるけど、

その結果、その時期の出来事から感じた痛みがつらすぎてまたあの失敗をするかもと思ってしまう…

私にもそんな経験があったのかな、あったな。

小学生の頃、クリスマス会でみんなで楽器を演奏することになったとき、

ただ「やってみたい」という理由でピアノを選んだんだけど、いかんせん習ってたわけでもないど素人だったわけで

本番の日も、最後まで弾く事ができずクラス全員の前で恥を晒したり

カラオケで気持ちよく歌ってたら、
友達に「音痴だね」と言われ無性に恥ずかしくなってそれ以降人前で歌わなくなったり

うん、たくさんあるな。

誰にでもあることのようにも思えるけど、
HSS型HSPじゃない人と比べると、その経験の数が多いのかな。

一応、この本にはHSS型HSPの特性がでたとき、どのように対処したらいいかも書かれている

ただちょっとそれについて書くのは解釈に時間がかかりすぎるので省きますすいません。

そんなこんなで、

北海道はもうすっかり秋の気候になってしまったわけだけど、

今私が悩んでることって、

だれかに「ありがとう」って日常的に言ってもらえる環境があれば、

かなりの確率で解消するんじゃないだろうかと

ふと思ったわけで。

これからどうやって生きていこうか。

って、毎日、朝目が覚めた瞬間から夜寝る直前まで頭の中ぐるぐるしてて

ずっともやもやもやもやしてるわけだけど

誰かに、「ここにいていいよ」「いてくれてありがとう」っていわれたりして

自分がそこにいることを肯定されたいだけなのかもと思ったりして

でもそれが自分にとってはすごく大事なことで、

でもそう簡単なことじゃあなくて、

それって他者ありきだから、自分じゃどうしようもなくて、

だから私は、誰かに感謝されるようなことをしなきゃいけないんだと思う。

私ができることで人から感謝されるようなことって、なんだろう

こんな、小さなことでもくよくよ悩んじゃったり

人の気持ちを深読みしすぎて行動できなかったり

突然のリセット衝動を抑えられなかったり、

そんなHSS型HSPの私が誰かから感謝されて、居場所をもらえるような何か。

何だ。

つづく。

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