
【ネガティブ性#20】One Heart流 「さとり」の探求。苦しみの根底には「欲」がひそんでいる。
こんにちは。
ピアノ講師、メンタルコーチの「One Heart」です。
お盆ですねー。
先日の神奈川県での地震、すごく久しぶりに緊急地震速報の音を聞いてちょっとびっくりしました。
名古屋から車で移動してきて、家に着いて10分ほど経ったタイミングでした。
「大きいのかな?」と思っていましたけど。
たしかに揺れは感じましたが、思いの外発表された震度ほど大きくは感じませんでした。
20分ほど前まで、厚木市のあたりを通っていたので、少し遅い時間に通過していたら・・・。
車の中で聞く「緊急地震速報」はまた、違って聞こえるのかもしれません。
不安なニュースも聞こえてきますが、まずは自分ができることをしっかりやっていきたいと思います。
さて、今日は有料マガジン『”差”取り(さとり)プロジェクト!ひとつの世界で生きていく』の内容になります。
今日の内容は、まさに「右往左往しない生き方を手に入れるためには」がテーマになっています。
前回のnoteはこちら。(後半はご購読者さま向けとなっております)
最後にわたしからの質問もあるので、
ぜひ読んで質問について考えてみてくださいね。
今回、引用したご著書はこちら。
✧˙⁎⋆エックハルト・トール著「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」
1. ”苦しみ”の根底には、たえまない欲望がある。
カール・ユングは著書のひとつで、あるアメリカ先住民の族長と交わした会話について記述しています。
「ほとんどの白人は、ピリピリした面持ちで、人を刺すような目つきをし、残酷な振る舞いをする」、「白人たちは、いつもなにかを欲しがっている。しかも、いつも不安でそわそわしている。
我々には、白人たちがいったい何をそんなに欲しがり、何をそんなに恐れているのか、全然理解できない。」
人間がたえまなく不安を抱えるようになったのは、いまに始まったことではありません。
この問題は、イエスの生きた時代には、すでに存在していました。
それからさらに500年ほどさかのぼった、ブッダの時代にも存在していました。
なぜ人間はいつも不安なのでしょう?
イエスは、弟子たちにたずねたものです。
「心配することで、あなたの寿命が一日でも延びるのでしょうか?」
ブッダは、「苦しみの根底には、たえまない欲望がある」と説きました。
「いま」に対する抵抗という機能不全が、「大いなる存在」とつながれないことへの決定的な原因であり、私たちから人間性を奪い去る、現代文明の基盤にもなっています。
人間の集合意識が、”不安”にフォーカスされている。
それは、「エゴ(脳)」という存在がそう考えることで起きていることです。
でも、「エゴ(脳)」がダメなのではなく、「エゴ」さえいなくなれば幸せ、ということでもなく、いかにして、「エゴ」と共存するかということが大切になってくるのです。
だって、エゴはいい意味で、私たちを行動させてくれる原動力だからです。
「エゴ」がなければ、行動できない、といってもいいかもしれません。
〇〇したい!と思うのは、「エゴ」の意識。
純粋にそれがしたいのか、邪(よこしま)な気持ちでそれがしたいのかは、わかりませんが、したい、という欲望は、「エゴ」の存在があるからなのです。
ポジティブにしろ、ネガティブにしろ、「エゴ」という存在は、わたしたちを行動に導いてくれます。
もちろん、「しないこと」も「しない」という行動ですから、「エゴ」によるものだと思います。
わたしたちが生きている以上、「エゴ」との共存は欠かせません。
「エゴ」という表現がお好きでなければ、「自我」とか「脳」で置き換えてもいいかもしれません。
「エゴ」をいなくなればいいんだ!とか厄介者扱いをしてしまうと、逆に「エゴ」を強めてしまい、
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