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【からだ#42】One Heart流 「さとり」の探求。「幻想の終わり」とは何か?

こんにちは。


ピアノ講師、メンタルコーチの「One Heart」です。


さて、今回は、有料マガジン『”差”取り(さとり)プロジェクト!平和な心で生きる方法』のnoteになります。


前回のnoteはこちら。


今回で【からだ】編は最終回となります。


次回のトピック(人間関係)から、マガジンのお値段を値上げさせていただきます。
ご興味ありましたら、今のうちにぜひご購読してみてくださいね。


ここまでのnoteで、心と身体が”つながっている”ことをはっきりと実感できたかな、と思います。


今日はさらに”本質”にせまっていこうと思います。


✧˙⁎⋆参考にしているご著書です。
エックハルト・トール著「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」


ではここで、みなさまに質問です。
ちょっと心の中をのぞいてみてね。

もしあなたが「終わり」というものを怖がらずに受け入れたら、どんな生き方ができると思いますか?

「終わり」にはいろいろと捉え方がありますが、それぞれの価値観の中でいいので考えてみてくださいね。
大切な人との「終わり」とか、いのちの「終わり」など。


✼••┈┈┈┈••✼


1. ほとんどの人は、「ほんとうの自分」を知らない。


いま、わたしたちがいる部屋の「本質」はなんでしょう?

家具、絵は、部屋の中にありますが、部屋そのものではありませんし、床、壁、天井は、部屋の範囲を区切っているだけで、これも部屋そのものとはいえません。

では、部屋の本質とは、いったいなんでしょう・・・。
それは、「空っぽの空間」です。
空間は「無」ですから、そこに「無いもの」が「あるもの」より、ずっと重要である、ということもできます。

自分を取り囲む、空間を意識するようになりましょう。
「無」の存在を感じましょう。
「無」に意識を向けると、意識のシフトが起こります。
その理由は、「空間」か「沈黙」を意識すると同時に、思考活動をすることができないからです。

空間と沈黙は同じ事物のふたつの性質なのです。
このふたつは、「目に見えない世界」の性質が、「目に見える世界」に現れたものです。

ほとんどの人は、「目に見えない世界」の存在を、まったく意識していません。

自分を物質、思考のアイデンティティだけで定義づけ、「ほんとうの自分」については、なにもわかっていません。

そして、かたちあるものはみな、極めて不安定であるために、恐れの中に生きるはめになります。
この恐れがもとで、自分自身と万物に対して、ひどく誤った認識をするようになり、世界観、人生観をゆがめてしまうのです。

かたちあるものはすべて滅びゆく運命にあり、究極的な意味では、「この世のことは、なにひとつ、大したことではない」という事実にも気づいています。

このように達観した人は、イエスの表現を借りると、「世界を制覇した」のであり、ブッダの表現では、「彼岸へ往った」ことになります。

エックハルト・トール著「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」より


「空間」や「沈黙」を意識することは、普段見えないものに目を向けるきっかけになります。


それは、日々の中で立ち止まり、ちょっと静けさを味わうようなもの。
実はそれが、わたしたちの心や内面を豊かにしてくれるカギなんです。


たとえば、お部屋で過ごしているとき。
ソファやテーブル、壁の色などに目が行きがちですが、ふと「その周りにある空間」を意識してみてください。


お部屋を支えているのは、目に見える家具だけじゃなく、実はその空間そのものなんですよね。


名古屋の実家の一室。
まさに”からっぽ”です。


「無」とは、まさにこの空間や沈黙のようなもの。
見えないけれど、確かにそこにあって、わたしたちやものごとを支えています。


日常の中でも、この「無」に触れる瞬間はあります。


たとえば、朝の静かな時間。
カフェでふっと一息つくとき。


その「何もない」時間が、心を軽くしてくれるのを感じませんか?


わたしたちの心は、考えや感情でいっぱいになってしまいがちですが、実はその奥にはとても広くて静かな空間がある・・・それが”無”の部分です。


そこに気づけると、なんだか自分の生命がもっと自由に感じられるようになるかもしれません。


“無”を意識することって、どうして大切なんでしょう?

わたしたちが生きている世界は、ものや情報、そして忙しい毎日であふれていますよね。


便利で楽しい反面、それに振り回されてしまうことも多いもの。
気づけば、自分自身の心や内面に目を向ける余裕がなくなっていること、
ありませんか?


そんなときこそ、“無”を意識してみることがポイントです。
“無”を感じることで、ものに依存しない穏やかさや、自分らしさを取り戻せるようになります。


たとえば、仕事の合間に数分だけ目を閉じてみるとか、夕方の風を感じながら深呼吸をしてみるとか。


その瞬間、頭の中にあったゴチャゴチャした思考がスッと静かになりませんか?


それが、ほんの少し“無”に触れる瞬間です。


こうして、小さな時間をつくってみるだけで、心が落ち着き、自分の内側とつながる感覚を味わえます。


忙しい日々の中でも、こうした「自分だけの静けさ」を意識してみると、
少しずつ平穏な感覚が深まっていくのを感じられるはずです。


”無”を感じるための片づけエクササイズ

「“無”を感じるってどういうこと?」をもっと体感するために、
日常の中でできる簡単な方法があります。


それが「片づけ」です!


これは私も実践している方法なので、ぜひ一緒にやってみましょう。


部屋や机の上が散らかっているとき、なんだか心がモヤモヤして落ち着かない・・・そんな経験はありませんか?


逆に、部屋がスッキリと片づいた瞬間、「なんだか気持ちも軽くなった」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか?


その「スッキリ感」が、実は”無”を感じる第一歩です。


“無”というと何もない状態をイメージするかもしれませんが、実際には「もののない空間」や「余白(スペース)」に広がる豊かな可能性をあらわしています。


片づけをすると、空間に余白(スペース)が生まれますよね。


この余白が、心に「スペース」や「自由」をもたらしてくれるんです。


片づけがわたしたちの心にどんな影響を与えているのでしょうか?


散らかった机や積まれた書類、あふれる雑貨たち・・・。


それらはただの「もの」ではなく、無意識のうちにわたしたちにストレスを与えています。


「もの」をただの物質とみるのではなく、「エネルギー」としてみた時・・・、その散らかった場所には、雑多なエネルギーが存在しているんです。


そして、視界に入るたびに「やらなきゃ」「片づけなきゃ」という雑念が生まれ、頭の中を占領してしまうのです。


そのエネルギーを感じ、「やだな」という雑念がさらにわたしたちのエネルギーを消費させてしまう。


まさに”負のループ”にはまってしまうのです。


なので、片づけをして空間を整えることは、心の中の「雑音」を消すのと同じこと。


スッキリした空間は、心にも「余白(スペース)」を生み出し、気持ちを軽くしてくれますよね。


お寺が教えてくれる“無”の感覚

お寺の空間がシンプルで美しい理由、考えたことはありますか?


お寺がすっきりしているのは、ただ「ものを減らすこと」だけが目的ではありません。


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