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心の壁を乗り越える〜行動力を高めるために
こんにちは。
ピアノ講師、メンタルコーチの「One Heart」です。
何か新しいことを始めたい、やらなければいけないことがあるとわかっているのに、なぜか動けない・・・。
こんな経験、ありませんか?
たとえやらなければいけないことが目の前にあっても、なぜか一歩を踏み出せない。
そんなとき、心の中では何が起こっているのでしょうか?
今回は、『お寺の子』である”One Heart”の目線で、「仏教の視点」から仏の教えや悟りの道を通じて、私たちが行動を起こす時に直面する心の壁を乗り越えるためのヒントをご紹介したいと思います。
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すべてはうつり変わるという「諸行無常」の法則
仏教では、すべてのものごとが常に変化し続けている「無常」の法則があるとされています。
これを、「諸行無常」といいます。
状況も、感情も、成功も失敗も、永遠ではないということです。
ブッダは、「執着が苦しみを生む」と教えました。
私たちが行動起こす前に怖くなってしまうのは、その結果に対して強く執着してしまうからです。
でも、ブッダはこう言っています。
「過去に囚われることなく、未来を恐れることなく、
ただ今この瞬間に全力を尽くしなさい。」
今この瞬間に焦点を当てることで、不安や恐れを減らし、行動に移しやすくなるんです。
過去や未来にとらわれず、「今」に心を集中させることが大切ですね。
バランスの取れた「中道」の教え
仏教には「中道」という教えがあり、これは過度な考えや行動を避け、バランスの取れた生き方をしましょうという教えです。
何かを始めるとき、完璧を求めすぎたり、考えすぎたりすると、かえって動けなくなってしまいます。
行動を起こすには、少しずつでも前に進むことが大切です。
有名な僧侶ティク・ナット・ハンも、行動することの大切さについてこう語っています。
「行動は過去を癒し、未来を開く扉です。」
行動をすることで、私たちは過去の苦しみから解放され、新しい未来を切り開くことができるんです。
心を観察する「瞑想」のパワー
仏教では、自分の心を観察することが非常に大切だといわれていますね。
瞑想をすることで、私たちは心の中にある恐れや不安を冷静に見つめることができ、それらが行動することにブレーキをかけていることに気づくことができます。
気づいた瞬間に、心は少しずつ軽くなり、前に進むエネルギーが湧いてくるんです。
「ただ座れ ただ行え」という道元禅師の教え
日本の禅僧、道元禅師の坐禅には、「只管打坐(しかんたざ)」という教えがあります。
「ただ座りなさい、ただ行いなさい」という意味。
これは、結果にとらわれずに行動そのものを大切にするという意味です。
道元禅師はこう言っています。
「行動すること自体が修行であり、行動の中に悟りがある。」
結果を気にせず、まずは行動してみる。
その中にこそ、成長や気づきがあり、意外なかたちで道が開けていくものです。
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仏教の教えは、心のあり方や執着を手放すことで、わたしたちがより自由に行動できるよう導いてくれます。
行動するためには、恐れや不安を少しずつ手放して、「今この瞬間」に心を集中させて進んでいくことが大切。
けっして、頑張ることが正解ではないと思うのです。
少しずつでも、自分らしいペースで一歩一歩進んでいきましょうね。
行動を起こそうと思った時に、心の中でどんな言葉が聞こえてきますか?
いつものお決まりの思考のパターンがありますか?
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。
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