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実家のグランドピアノ、移動のはなし

こんにちは。


ピアノ講師、メンタルコーチの「One Heart」です。


約1週間の名古屋滞在から日曜日に神奈川に戻ってきました。
名古屋は晴れていたけれど、静岡あたりから雨が降り始め、その雨がだんだん激しくなり、一時は視界が悪くなりましたが、高速道路も通行止めは解除されていたので、無事に戻って来ることができました。


今日は、プライベートな話。


ピアノの移動について書いています。
ご興味あれば、このまま読んでいってくださいませ。


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名古屋の実家にあるピアノは、わたしにとって大切な思い出がつまった宝物のような存在。

この秋、神奈川で新しくピアノのためにマンションを借りることになり、そのピアノを連れて行くことにした。

そこで、専門の引越し業者に連絡を取り、下見の日程を決めた。

ピアノは実家の地下室に置かれていて、16年もの間、静かにそこに佇んでいた。

その地下室からピアノを運び出すには、クレーンを使わなければいけないとのことだった。

なんとなく大掛かりな作業になるのだろうとは思っていたけど、まさか最初の業者に断られるとは思ってもみなかった。

「申し訳ありませんが、作業不可となりましたので…」

電話越しの業者の声は、わたしには冷たく感じられた。
理由を尋ねる余裕もなく、電話は切られてしまった。

驚きと戸惑いでしばらく呆然としていたが、次第にイライラがこみ上げてきた。

「どうして?」という思いが頭の中をぐるぐると回り、モヤモヤとした感情が心の中に広がっていった。

その日はもう時間がなく、神奈川へ戻らなければならなかったため、次の業者に連絡し、下見に来てもらうのが2週間も先のこととなった。

そんなにもかかるとは思っていなかったが、心の中のモヤモヤを抱えたまま、わたしは気持ちの整理をするしかなかった。

再び業者に下見を依頼した日、心の中にはまだ前回のできごとの影が残っていた。

でも今回の業者は違った。
場所を丁寧に確認し、ピアノを引き上げるルートを細かく検討してくれた。そして、現場を見渡した後、業者のお一人が静かに口を開いた。

「なんとかがんばります。」

その言葉は、私の心に希望の光を灯した。
その数日後、電話で正式な契約の話が進み、見積もりが提示されました。

金額は思っていたよりも高かったけど、クレーン作業と追加の人員が必要だという説明に納得した。



ついに、ピアノの移動日が決まった。

大切なピアノが新しい場所へ運ばれていく日が、少しずつ近づいている。

それに加えて、他の家具や細かな荷物も一緒に引越しをする予定。
けれど、なかなか業者が決まらなかったため、荷物の整理はほとんど進んでいない状態。

これからの2週間は、きっと息つく暇もないほど忙しい日々になるんだろうな。

名古屋と神奈川を何度も行き来しながら、荷物をまとめていく。

心の中では、名古屋で過ごしたピアノとの日々の思い出が次々と浮かんでくる。

この引越しをきっかけに、名古屋を完全に離れることになるのだと実感すると、感慨深いものがあった。

それでも、これから始まる新しい生活に向けて、一つひとつの作業を丁寧に進めていくと決意を新たにした。


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✧˙⁎⋆ピアノルームを決めた時のことを書いています。


今日も”愛”ある一日をお過ごしくださいませ。

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