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「天命だもの。」気楽に人事を尽くし、気楽に天命を待つ。
人事を尽くして天命を待つ
という言葉が好きです。
この言葉を深く考えていくことで、楽に生きる方法が少し見えてきた気がしました。
①人生とはコントロールできないもの。だって天命だもの。
天命を待つ
って素敵な表現だなと思います。
天命とは、
・天から与えられた命令
・身に備わって、変えようにも変えられない運命
・人の力で変えられない運命、宿命
つまり、この人生はそもそもコントロールできないものなんだと、天命という言葉が教えてくれています。
コントロールできないものをコントロールしようとするから、そこに苦しみが生まれます。
全て諦めて、受け入れてしまえばいいのです。
天命のせいにして、楽に生きればいいのです。
私たちのせいじゃない。
だって、「天命だもの」
②自分の感情も天命
耐えられない憂鬱に襲われるとき。
なんだか気持ちが沈んでしまうとき。
気にしなくて大丈夫です。
それも天命なので。あなたが悪いわけじゃない。
自分の心や感情も、実はコントロールできないものです。
暗い気持ちに包まれる時があれば、たまに楽しく生きられる瞬間もある。
そこに自分が介入する余地はなく、天が与えてくる感情をその時々で味わっていくだけ。
自分の感情も天命なのだと気づけると、それだけで心が少し軽くなります。
なんだ。私が悪いわけじゃないんだと。
全て天命です。
どうせ天命なので、憂鬱であることに対して憂鬱を抱かずに生きていきましょう。
大丈夫。
その憂鬱も、やがて天命が気ままに連れ去っていってくれます。
③天命を免罪符に、楽に生きていっていい。
天命という言葉が人生を楽にします。
天命は、私たちが無責任に生きることを許してくれています。
コントロールできない苦しさ。
その一方で、コントロールできないからこそ別に頑張らなくっていいとも考えることができます。
憂鬱な出来事が起きた時にも、天命という二文字を唱えてやり過ごせばいいのです。
まあ、天命だしね!
天命だから仕方ないか!
天命という言葉が、人生に対する大きな受容の心を授けてくれます。
コントロールできない人生。
その人生を受け入れて、楽に生きられるようになります。
大丈夫。全て天命です。
④人事を「尽くせる範囲で」尽くして、天命を待てばいい。
人事を尽くす。
そこに深刻さは必要ありません。
尽くせる分、尽くせばいいのです。
自分の中に「人事尽くしたわ〜!」っていう充足感さえあれば、必要以上に頑張る必要はありません。
どうせ天命が訪れてくるだけなので。
どんなに私たちが人事を限界まで尽くしたところで、そんな微々たる努力では天命に影響なんてそう与えられません。
やることやったし、あとは知ーらない♪
そのくらい雑に生きていいのです。
そんなに頑張らなくても大丈夫。
天命がそれなりに人生をそれなりの方向へ進めてくれるので。
気楽に人事、尽くしましょう。
⑤人事とはやるべきことではなく、今この瞬間あなたがやりたいこと。
人事を尽くす
・人としてできる限りのことを実行する
人としてできる限りのことって何だろう?と考えた時に、結局は今この瞬間の心の声に耳を傾けて、やりたいと思うことをやるしかないのだと思います。
未来の目標を設定して、ひたすらにそこに向かう努力も確かに尊いものです。
ただ、その未来が天命によって連れられてくるものである以上、目標が成し遂げられる可能性って限りなく低いと思うのです。
未来があてにならないなら、目を向けるべきは今この瞬間です。
今自分は何をやりたいか?
何に興味を持ち、何に喜びを感じるのか?
自分の声に忠実に、ひたすら行動を積み重ねていく。
それこそが、人事を尽くすということではないでしょうか?
人事とは未来に向けてやるべきことではなく、今この瞬間、あなたがやりたいと思うことをやること。
人事を尽くすとは、そのやりたいことを脇目も振らずに愚直にやり抜いてみること。
未来の心配なんて不要です。
どうせコントロールできないので。
天命なので。
天命が全てを決める世界だからこそ、あなたはあなたがやりたいことをやっていいし、むしろそうするしかないとも言えます。
⑥人事を尽くした結果、どんな天命が訪れるのか?そんな「実験」をワクワクしながら続けていく。
未来に対する不安は尽きません。
この努力の先に成功はあるのか?
私はどう生きていけばいいのか?
そんなの知りません。
全部天命に任せるしかないので。
人生は「実験」です。
今あなたがやりたいと思う人事をひたすらに尽くすこと。
その結果として、天命はどんな人生をあなたに与えてくるのか?
コントロールできないこの実験を、気楽に面白がってみればいいのです。
その実験に責任なんてないので大丈夫です。
全部天命の責任なので。
あなたはやりたいように人事を尽くせばいい。
実験は失敗して当たり前。失敗しても別にまた次の人事を尽くせばいいだけ。
どうせコントロールできない人生という実験を、天命の責任にして気楽に楽しんでいきましょう。
大丈夫。
所詮実験だし、所詮人生です。
⑦ 「天命だもの。」気楽に人事を尽くし、気楽に天命を待つ。
私たちの人生が苦しいのは、私たちが人生と真面目に向き合っている証拠です。
ただ、一生懸命に努力してもそれが報われなくて、明るい未来が全くイメージできなくて、生きるのがしんどくなってしまいます。
人生はコントロールできないのだと諦めることから、楽に生きられる人生は始まります。
天命だもの。
自分の人生も自分に生まれる感情も、そもそもコントロールできないものだと気づけるだけで、少し心が軽くなるのではないでしょうか?
コントロールできないものを全て自分のせいだと抱え込んでしまっていたのですから、辛くて当たり前ですよね。
この記事を読んだあなたは、もうそんな苦しみを手放して生きて大丈夫です。
人生のカラクリがわかったのですから。
天命だもの。
そう唱えながら、気楽に生きていいのです。
気楽に人事を尽くしたのなら、気楽に天命を待ちましょう。
その天命があなたにどんな人生を連れてきたとしても、気楽に生きることを知ったあなたは、きっとその不確実性を面白がりながら生きていけることでしょう。