人生を能動的に楽しんでいこう。〜「みなさんのおかげです」を読んで〜
木梨憲武さんの自伝 「みなさんのおかげです」を読んだ。
人生を楽しんでいくコツみたいなのを学べた気がする。
まずは前提。
人生を楽しんでいこうという姿勢。
楽しいことが向こうから訪れるのを待つのではなく、こちらから追いかけていく。
能動的に人生を楽しんでいく姿勢が大切だ。
楽しもうという決意がない限り、人生なんて楽しくなるはずがない。
好きに生きよう。やりたいことをやっていこう。
そして大切なのが人との繋がり。
タイトルにあらわれている。
「みなさんのおかげです」
人とのご縁を大切にしていく。
他人への感謝を忘れずに、謙虚に生きていく。
人生を楽しむために、誰かに優しくしていく。
そこで生まれる人間関係こそが宝物になっていく。
一人で得られる喜びにはきっとすぐに上限がくる。
人間は面倒くさいけど、そこに飛び込んでいくことが人生の喜びを大きく増やすコツなのだと思う。
そして、自分らしく生きるということ。
多くの学びを本書から得たが、最も大きな学びは「こんな生き方はできないな」という諦め。
それでいい。生き方なんてそれぞれだし、自分を変えてまで人生を楽しもうとしなくていい。そんなことしてもきっとうまくいかない。
自分という人間を理解して、愛して、その自分でどうやってこの人生を楽しんでいくか知恵を絞ること。配られた手札での戦略を考えることも人生の楽しみの一つだ。
僕は根本的に人間が嫌いだし飲み会にフットワーク軽くいける性質でもない。それでいい。
だけど人間関係を諦めるわけでもない。
自分が信じた道を生き、その中で現れる小さなご縁を大切にしていけたらいい。お陰様ですと感謝の気持ちを伝えながら生きていけたらいい。
まとめる。
人生を楽しもう。
人間関係を大切にしよう。
人とうまくやれない自分を責めず、そんな自分を愛しながらできる範囲で楽しんでいこう。
気楽にいこう。
人生とは楽しむものであり、いつか必ず終わるもの。
死ぬその時に、ああそれなりに楽しかったなと思える生き方をできますように。
人生について深く考えることができた、素晴らしい一冊との出会いだった。