デザイナーになるのに2年かかったけどリストラされた話
お久しぶりです、ちゃんみきです!
note書く書く詐欺をしている間に、7ヶ月ほど経っていました…
その間にも多くの方にフォローしていただき、嬉しい限りです…!
Twitterではご報告させていただいたのですが、わたしは昨年7月からデザイナーとして制作会社に入りました。
わたしは自分のことを誰かに話すのが昔から苦手なのですが、今回は、デザイナーになるのに2年かかったわたしがデザイナーになるまでの軌跡(?)を公開したいと思います。
ですので、タイトルがすごーく気になるところですが、どちらかというと「デザイナーになるのに2年かかった」がメインです。先に謝っておきますね、すみません。
リストラされた理由だけが気になる方は、目次から飛んでくださいませ。
それぞれの時期で反省点も書いてみたので、ぜひ反面教師として参考になれば幸いです!
デザインの勉強をスタート
わたしはもともとデザインをやっていたわけではなく、社会人4年目のときに、仕事をしながらデザインスクールに通い始めました。
独学スタートではなく、初めから夜間のデザインスクールに通い始めて、そこから10ヶ月ほどスクール課題を中心に学習しました。今思えば、少しも勉強せずにスクールに大金を払ったのは結構リスクだったと思いますが、昔からデザインに興味があったことと、転職したい気持ちが強く、思い切って挑戦しました。
本業が毎日残業だったので結構ハードでしたが、スクールには専属コーチがいて、課題の進捗管理をしてくれたり相談に乗ってくれたりしたので、脱落せずに続けることができました。
独学でなかなか進まないな〜と感じている方は、スクールを検討してみても良いかもしれません!
↓スクールについての記事はこちら
反省ポイント
・最初の1ヶ月で課題を頑張りすぎて、体調を崩してから進捗がとても悪くなったので、無理のない計画や時間の管理が大事!
・スクール課題に時間をかけすぎてスクール以外の制作ができず、就活を始める際に作品数が全然足りなかった…
・学習中の段階から、目指す会社(〇〇系の制作会社等)をある程度絞っておくと、スクール以外に必要な学習や作品が明確になって取り組みやすい
転職準備…と思ったらコロナ
スクールの卒業課題に取り掛かった頃、新型コロナウイルスが流行り始めました。当時は本業でバックオフィスをしていたのですが、リモートへの切り替えなどコロナの影響も受けて益々忙しくなり、大きなプロジェクトも後ろ倒しになったりと、退職時期もなかなか決められない状況でした。
そんな中でなんとか(死にそうになりながら)卒業課題を終え、ポートフォリオサイトの制作に取り掛かりましたが、退職時期が決まっておらず、ポートフォリオに載せられる作品も少なかったため、ポートフォリオ制作はなかなか気が進まず、結局本業を退職できるまで一旦保留することに……
反省ポイント
・最悪転職できない可能性もきちんと考えて、例えばフリーランスとして活動する場合の土台づくり(SNS、人脈作り等)もしておくべきだった
・ポートフォリオの制作が上手く進まなかったときに、実績や作品を増やす活動にもっと早く切り替えられたらよかった
いざ転職活動開始
そんなこんなで2ヶ月ほど経ち、無事に退職してからやっと転職活動を始めました。ここから本格的にポートフォリオや作品の制作、転職に向けての準備を進めていきました!
ポートフォリオをほどほどに完成させ、履歴書・職務経歴書を準備して、いざ転職活動!と思ったのですが、それはそれは大変でした…
↓ポートフォリオについての記事はこちら
これは就活をしている中で分かったことですが、当時やはりコロナの影響で求人がかなり減ったそうで、その中でも未経験を採用する会社がほとんど無くなっていました。
また、通常 春に向けて求人が増えるそうなのですが、わたしが応募し始めたのが2月半ば頃からで、すでに募集終了している求人も増えていていたりと、とにかく全てのタイミングが悪かったです!要領の悪さの天才ですね。
企業研究や求人の探し方についてはまた別の記事で詳しく書こうと思いますが、わたしは制作会社にこだわっていたので、応募できる数も限られてしまい(東京の制作会社の7~8割くらい応募したと思う)、よりハードになっていました。
そして、本格的に転職活動を始めてからなんと5ヶ月ほどかかって、2社から内定を頂き、やっと転職先を決めることができました。思い出すだけで倒れそう。
反省ポイント
・なんとなく分かってはいたものの、きちんと考慮せずに曖昧な計画で進めていた。求人が増えるタイミングや情勢をきちんと理解・考慮した上で進めていたらよかった
・とにかく制作会社にこだわっていたが、事業会社でも成長できるところはたくさんあるので、もう少し視野を広げてもよかったと思う
制作会社に入社&リストラ
晴れてデザイナーとしてアルバイト採用していただき、バナーやパッケージなどのデザイン制作、ECサイト運用などに関わりました。
また、わたしが過去に美容部員の経験があったりと美容好きなこともあり、化粧品の企画をするプランナーも兼務することができて、自分の好きなことができる環境でした。
そして数ヶ月が経ち、環境や仕事にも少し慣れてきた頃
突然、リストラ宣告をされました。
えっ(笑)
正直、入社した頃から、「なんかこの会社、案件の割に人多くないか…?定時で帰る人ばっかだけど…」とは思っていましたが、会社の業績悪化でリストラされる事態になるまでとは予想していませんでした。(多分本当に誰も思ってなかった)
そしてこのタイミングで、わたしを含めほとんどのデザイナーが退職することになりました。
もちろん、全てが会社(経営陣)のせいというわけではなく、在籍しているわたしたち社員にも至らない部分があったと思っているので、わたしも仕事の仕方について改めて考え、反省しました。
こうしてリストラというかたちになってしまいましたが、少しでもデザイナーとしての実務経験を積めたということは本当に大きくて、次の転職活動も、未経験からの転職に比べると書類通過率が高かったと感じています。
未経験にも関わらずジョインさせていただいたことに感謝しています!
反省ポイント
・仕事だけで一杯いっぱいになり、個人としてのデザイナー活動があまりできなかったので、「月に◯件受注する」などの具体的な目標が必要だった
・もう少し他のデザイナーさんと密なコミュニケーションを取っていたら(色々聞いたり作品のレビューをもらったり)よかった
1年で2回目の転職活動
リストラ宣告されてから退職日までの残り1ヶ月は、会社の重い空気だったり、有給消化の関係でデザイナーが減っていく中で案件を進めないといけない自分の負荷だったりで、流石に精神的にしんどくなってしまい、結局、次の転職活動は退職してから始めました(許してくれた夫ありがとう)
ただ、数ヶ月でもデザイナーとしての勤務実績があったことで、初めてデザイナーとして転職活動した1回目よりも、スムーズに転職活動を進めることができました。1回目のときに無視された会社から(言い方…)、書類選考通過の連絡が来ることも何度かありました。
1回目の転職活動では制作会社一択だったのですが、2回目の転職活動では、また制作会社に入るのか?それとも事業会社に行くのか?とっっても迷いました。(これ良い記事でした↓)
結局、制作会社と事業会社をどちらも受けて、事業会社に行くことに決めました。
反省ポイント
・2度目の無職期間で、家にいるのが普通に辛い。うじうじ悩まずに行動してしまうのが吉
・制作会社に入社してからポートフォリオの更新をほぼしていなかったので、まとめて作品を追加するのが大変だった。いつでも最新の状態にしておくと、こういう時にもすぐに動けるので良いと思う
今とこれから
無事に転職活動を終えて年末をゆっくり過ごし、2022年からは、事業会社のインハウスデザイナーとして、グラフィックを中心に携わっています!
当然初めてのことも多く、入社して早々忙しくしていますが、デザイン含めこれまでの経験が活かせる場面も多く、今のところは楽しく仕事をしています。未経験からのデザイナー転職、そしてデザイナーとしての2回目の転職も経験して、あと1年くらいで「デザイナーです!」と少し大きな声で言えるようになりたいな…と思っています。もちろん、世の中は素晴らしいデザイナーやクリエイターで溢れているので、まだまだ頑張りたいと思います。
おわりに
わたしの人生を聞いて誰が面白いの?とネガティブ満載で躊躇いながら書き始めたのですが、なんとかここまで書き終えました…
これも、今もデザイナーとして働くことができている環境のおかげだと思います。そして泣きながら、時には夫と喧嘩しながら(※ポンコツなわたしが悪い)頑張った自分のこともちょっとは褒めたいです。
本記事の途中でも少し触れましたが、今後もデザイナー転職についての記事をいくつか書いていきます。これからデザイナーに転身して働こうと思っている方の参考になれば本当に嬉しいです!
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