「がっこういきたくない」と言った娘のために「軽い」ランドセルを調べた話
昨年ゴールデンウイークが明けたころ、1年生の娘が突然「がっこういきたくない」と言いだしました。話を聞いてみたところ、いくつか出てきた理由の中に「ランドセルがおもい」「せなかがいたい」というものがありました。
娘のランドセルを選んだ頃、折しもコロナ禍の始まりでお店には行けない状況が続いており、私は娘が希望する色とお店の知名度だけでランドセルを選び、購入しました。4学年上の兄の時にはフラットファイルが入るか否か、などという観点もありましたが、4年も経つとフラットファイル対応は当たり前、ランドセルの差別化ポイントはさほどないように思えました。
実際に買う・買わないはさておき、ランドセルがストレッサーになっているのであれば、それを取り除いてあげたいと思ってしまうのが親心。「軽さ」を重視するのなら、どのようなオプションがあるのかと調べてみたところ、今は牛皮や合成皮革以外のオプションが結構あったことに気づきました。小学生といえばいわゆる「ランドセル」が一般的だとは思いますが、実は学校指定ではないんですよね。
この春ランドセルを選ばれる方のラン活にお役に立つようであればと、こちらに当時調べたもの、目に留まったものをまとめておきます。(順不同です)
ラクサックジュニア
830g(ポリエステル100%)
水泳帽子などで有名なフットマークさんの商品です。色のオプションもあり、何より9,900円という価格が魅力的です。これなら低学年のうちはこちらを使用して、体力がついてきたところでランドセルを買う、ということもできそうです。貸出してもらえるのもいいですね。
RAKURI / ラクリ
930g(ポリエステル100%)
BEAMS miniの商品です。16,500円とブランドにしては良心的?なお値段。ただし、マチが9-11センチとのことで、うちの子のように何でもかんでもランドセルに放り込んで手ぶらで歩きたいお子さんには小さいかもしれません。
ランドセルリュック
965g
こちらも良心的なお値段です。発表時からさらに値下げされて公式オンラインサイトでは6,980円となっています。花柄がかわいいですが、売り切れでしょうか…。
リュックセル
1,280g(ターポリン、ナイロン420デニール)
マチが最大20センチなのがたのもしいですが、重さは合成皮革のものとさほど変わらなさそう?お値段22,000円。
NuLAND<ニューランド>
738g(ポリエステル生地100%)
以前調べた際には重さを見つけられなかったのですが、改めて見直してみたところ、なんと738gの文字が!今回調べた中では最軽量です。
2022年版はフラップが取り外せるデザインになり、これによりフラップありの場合と比べて218gを減量、738gになったようです。ランドセルにはフラップがあるものだという固定観念事取り払ってくれるデザインが秀逸。3万円を超えるので、買い替えを見越しての使い方だともったいなさそうですが、循環型リサイクルポリエステルRENU®を使用とのことで、子供のSDGs教育にも一役買えるかもしれません。
わんパック
900g(840デニールナイロン)
モンベルからも出ています。
品質は折り紙付き、地域限定なのが残念ですが、富山県立山町さん太っ腹です。(町として外販して稼ぐか、ふるさと納税の返礼品にするのはどう?と思ってしまうPR担当の性…。)
(2022/12/21追記)なんと2022年12月から全国で販売されるそうです!
ポーター サッチェルバッグ
1400g (コーデュラナイロン)
こちらは吉田カバンさんから。重さを見ると今回のリサーチの趣旨には反しますが、
とのことなので、よかったらお試しいただいて、どんな感じか教えてください。
その後のお話
「がっこういきたくない」と聞いたとき、ランドセルが原因で不登校になったらどうしよう、と焦りましたが、娘は頑張って当初のランドセルで通っています。1年も経てば体力もついて20‐30分の通学にも慣れたようですが、「ランドセルがおもい」「せなかがいたい」はまだよく言います。
今回いろいろと調べて、低学年のうちは安くて軽いものを利用して、あとでランドセルを購入するという方法もありだなあと思ったので、こちらに備忘録としてメモしておきます。ランドセルも型落ちなど、こだわらなければ安く買えることもありますしね。
ひとつ、これからランドセルを買う方にアドバイスをするとすれば、軽さに加えてランドセルの留め具は自動で留まるタイプのものがおススメです。朝、遅刻寸前で出かける間際に「これいれて!」と言われたりするんですが、ランドセルがパンパンだと、けっこう面倒なんですよね…。