【赤ちゃんがどうしても泣き止まないとき】誰も悪く無いんです|お母さんたちに知ってほしい
子どもが泣くからトイレ行けないんです〜😭
これは私が病棟勤務の頃、出産直後のお母さん達からよく言われた言葉です。生後間もなくの赤ちゃんは大体、おっぱいを飲んでいるか、「オムツ替えて〜」と泣いているか、ウトウト寝ているか…のどれかです。機嫌よくニコニコしている時間は、ほとんどありません。
悪戦苦闘をしながら授乳やオムツ交換を終えて、しばらく放心状態でボーッとしていたら、また次の授乳時間が来てしまい、赤ちゃんが泣き始める…。そこで急に「そういえば私、トイレ行ってない!」と気付くのです。
なにしろ、お母さん達は夜も2〜3時間ごとに起きているので、慢性的な睡眠不足の状態にあります。産後は、短時間の睡眠サイクルになるように身体が変化すると言われますが、それでも「眠いものは眠い」のです。
そして、赤ちゃんが眠ったからといって、お母さんも一緒に寝ることができのかというと、そういう訳にもいきません。昼間はお見舞いの人が来たり、手続きの書類のことで家族に連絡したり、退院後の生活についてレクチャーを受けたり…。あれこれと忙しいのです。
お母さんの精神状態は、スレスレのところで保たれているといっても過言ではありません。そんな状態の何が一番ツライのかというと、それはわが子の「泣き声」ではないでしょうか。私も二人の子どもを産んでみて、そのことが身にしみてわかりました。
「天使の微笑」に癒されるママたちだけど…
「いやいや、生まれたばかりでも笑ってたし…」という方もいるでしょう。生まれたばかりの頃の笑顔に見える表情は、「新生児微笑」という自分の意志とは関係のないもので、反射によるものと言われています。赤ちゃんはまだ、自分の顔の筋肉を自由に動かすことができないのですね。
それでも、その赤ちゃんの「笑顔に見える表情」のおかげで、ヘトヘトなお母さんたちは心から癒されるのです。たくさんのお母さんたちが一生懸命写真を撮っては、家族にせっせとシェアします。赤ちゃんの笑顔というものは、多くの人を和ませるパワーがあります。
赤ちゃんがお母さんなどの人の顔を見て笑う「社会的微笑」が始まるのは、大体、生後2ヶ月頃からです。人間の成長発達にはステップがあります。赤ちゃんらしい笑顔が見られるまでには、少しばかり時間が必要なのです。生後2ヶ月間くらいは、赤ちゃんが泣いてばかりのような気がするのは、そのためです。
「泣く」という行為は、赤ちゃんが生まれつき備えているコミュニケーション手段です。私たちが誰かに何かを伝えたい時、言葉を発するように赤ちゃんは「泣く」のです。そして、この「泣く」という行為にも成長発達のステップがあるのです。研究結果によると、生後1〜2ヶ月に「泣きのピーク」があるとわかっています。
「泣きのピーク」の時期は、何をやっても泣き止まないことが多いことがわかっています。赤ちゃんが「泣くのが自然、泣いて当たり前」のステップにいるのです。そして、そのピークをすぎれば、「泣き」はだんだん治ってくることもわかっています。
赤ちゃんがどうしても泣き止まない時は?
赤ちゃんが泣いて、ちゃんとお世話をしているのに、全然泣き止まない…。途方に暮れてしまいますが、赤ちゃんが泣いても誰が悪いわけでもないのです。そして、「赤ちゃんに泣かれてイライラしてしまう…。」これも当然のことです。お母さんだって人間ですから。自分を責める必要はないですよ。
赤ちゃんがどうしても泣き止まない時は、下の方法を試して見てください。
必要なお世話をして、それでも泣き止まない時は、赤ちゃんの安全を確保した上で、その場を離れて気分を変えてみましょう。
【厚生労働省ホームページより抜粋】
子育ては、教科書のとおり、他の人の言うとおりにはならないことが多いです。私の場合、「あら、赤ちゃん可愛い!今が一番良い時よ〜。」と言われても、自分が10キロ痩せて、フラフラで、全然納得できなかった経験があります。泣かせないために、一日中ベビーカーを押して外をウロウロしていました…。(ベビーカーでしか、寝てくれなかったので。)
そのときは必死でしたが、今となると「まあまあ良い思い出」です。助産師として働き、お母さんたちに指導をしていた側なのに、実際に自分が育児をしてみたら、100点満点には程遠い現実でした。「思っていたのと違う!」と、いつも思っていましたが、裏を返せば、型通りであることを望みすぎたせいかもしれません。
子育てに「全員の正解」はないのだと思います。その時々で、自分が最善を尽くしてみれば、それが一番良い方法なのだと思います。お母さん自身がもっと肩の力を抜いて、もっと自分のことも大切にしてみたら、現状に対する受け止め方が変わるかもしれません。
あのときの自分自身に伝えたかったことですが、誰かの心に響けばと思い、記事にしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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