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居場所研究についてーどのように評価するのかー

子どもの居場所と呼ばれる場所は増えて、
居場所研究なるものもずっと増えてきた。

当然今の潮流にある居場所について研究することはもちろん重要だと思う。
評価しなければ、次の一手が打てないんだから。

だが、居場所研究なるものがいかにその価値を評価するかは難しいなと思う。

そういった研究によくあるのは、
・「つながり」によって「自己承認」がされて生きてもいいんだと思える。
・自分が必要とされることによって自己肯定感が育まれる。
・きっかけを与えてもらい、新たな挑戦ができるようになる。

なんかそれっぽい言葉で表現して、評価しているだけではないか??

定性的な評価しかできないのはたしかにそうだと思う。
これらの実践を定量的な評価をし始めたら、その価値が見誤られてしまうのではないかと思う。

一方で、果たしてその定性的な評価に対して、今の実践が最もよい実践内容であるかは説明できていないと思う。

この状況で、居場所が増えていくこと(子ども食堂、学習支援とか)はよくないのでは?

居場所毎に比較をして、新たな知見を得ようとしてみたり、
居場所に代わるような実践と比較してみたり。

つながりの文脈であれば、民間の何かしらのプログラムとも比較できるだろうし。ご近所付き合いと比較することもできるだろうし。

「つながりづくりにおける本人の自主選択性ーご近所付き合いと子ども食堂を比較してー」
とか面白そうでは?

居場所研究の新たな研究の在り方が知りたいなと思う。



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