魂の専門家

“人間の魂の専門家になるためには、「厳密な学問を放棄して、学者面を剥がし、書斎と決別し、人間らしい心で世界をさすらい、監獄や精神病者の収容施設や病院の恐怖を知り、暗い町外れの飲み屋、売春宿や賭博場、上流社会のサロン、株式市場、社会主義者の集まり、宗派の復活とエクスタシーを渡り歩き、愛と憎しみ、それに情熱をさまざまな形で身をもって体験しなければならない」”(「赤の書」・p154)

ユングの赤の書より。私のユング観はもっと書斎に篭ってる安楽椅子探偵みたいな人かと思ってた。

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