発達障害と呼ばないで。by岡田尊司 <幻冬舎>
👽(宇宙から来たウチの夫)は、今週の金曜日にゴルフのコンペがあるのだが、腰の調子がすっきりしない。コンペに出られるかどうか、打ちっぱなしに行って様子を見てくると出て行った。
1時間もしないうちに帰って来た👽は玄関で「大変なことになった!!」と騒いでいる。よく大変なことになる。ちょっと頭痛、ちょっと吐き気で大騒ぎ。もともと体が丈夫なのも考えもので、ちょっと異変があるだけで大騒ぎなのだ。
大騒ぎするご主人の話はちょくちょく耳にするが、👽の場合、その後が面倒くさい。今回は雨が降ってたから、練習場で滑って転んだらしい。肩と肘をすりむいているので、私が消毒してやった。骨は折れていないだろうけど、まあ、折れてる場合もあるな。
「失敗」を嫌う👽は、自分が転んだことが許せない。老化で頭がおかしくなっていると独り言。ぶつぶつ、ぶつぶつ。相変わらず表現がオーバー。
「え~~、大丈夫?」と話しかけても返事もしない。私の消毒の仕方が気にいらないとキレる。「最悪」を繰り返す。かつての👽は、そんな態度が当たり前で、HSP気味の私は、👽が転んだのも私のせい?と気分がブルーになり、ビクビクしながら顔色をうかがっていた。
しかし、2017年の大げんかの時に私がはっきりさんざん言ったから、👽の態度はかなりマシになっている。私も👽の生態がわかってきたので、以前ほど落ち込まなくなった。
こういうご主人はあちこちにいるようなのだが、他のあんなこと、こんなことも総合して、やっぱりちょっと不思議な👽(言葉での説明が困難。肌で感じる不思議さというか・・・)だと思った私は、結婚生活20年~30年目ぐらいの間で、👽を「発達障害グレーゾーン」に認定したわけだ。病院など行っていない。私が勝手に認定した。
認定し、グレーゾーンへの対処法を心がけることで、私はかなり楽になった。カサンドラ症候群 真っ只中だったけど、霧が晴れてきた。今も👽はテレビを観ながらハーハー言ってるけど(出産したら死ぬだろうな)、70年かけて身についた習性は、そう簡単には無くならない。あからさまに不機嫌を表に出すことをやめただけ、マシというもの。
👽には不機嫌を抑えることがストレスかもしれないが、他人と暮らしている以上、それぐらいは努力してもらいたい。
なぜグレーゾーンなのかは、不思議な言動の「程度と頻度」が軽いから。
もともとの気質に加えて、育った環境がかなり影響しているのだろうな、と思っていたら、幻冬舎のnoteにこんな記事をみつけた。
本の概要を見ただけで、ウチの👽も該当すると思われる。
セロトニン、ドーパミンと並んで話題になるオキシトシンは、充実感や幸福感を感じる時に分泌されるホルモン。穏やかな触れ合いや愛情に満ちた経験が乏しいと分泌されにくくなり、発達障害に似た言動が現れるそうだ。
そう、だれにでも可能性はあるのよ。著書の中にある「愛着障害」の側面から見れば、母親との関係がすっきりしない私も関係なくはない。子どもの頃どんな環境で育ったか、大人になってもどんな人たちの中で暮らしてきたか、そういうことって大事なのだと思う。
そして、だれにでも可能性があるからこそ、他人事ではない。
聞け、👽!
夫婦、家族、親子、職場の同僚、ご近所さん・・・。
お互いに特性を知り、受け入れて(これが難しい)共存していくことが、
地球平和 ( ゚Д゚) への近道なのだ!
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