見知らぬ女の子からもらったシロツメクサの指輪の話し
子供の学校にお迎えに行った時の話です。
子供達は校庭で遊んでいたので、車から降りて
戻ってくるのを待っていました。
娘のクラスの子が私に気づいて、話しをしていると知らない子が混ざっていて、自然と話しに入っていました。何の違和感もなく…
この子は何年生で、どこの地区の子なのか…名前も何も知りません。
その後も、迎えの行くと必ずその子が話しかけてくれるのです。
他の子がいなくても、私1人の時も話しかけに来てくれるのです。
最近、そういう事がずっと続きました。
いつもニコニコしていて、何だか前から知っているかのように親しげに話してくるのです。
昨日は私が1人立っていると、いつものようにニコニコ近づいてきて、
「これあげる」
と言って、シロツメクサの指輪を作ってきてくれました。
そして、急に私の手を取り、今私が痛めている方の右手の親指のマッサージを始めたのです。
あまりにも急でびっくりしたのですが、
この子のマッサージがとても気持ちよくて、両手のマッサージをしてもらいました。
とても手慣れた感じだったので、
「マッサージ、すごく上手だね。」と言ったら、
「私ね、マッサージ好きだからおばあちゃんとかにもやってあげてるんだよ。」
指先は血が溜まるからと言って、マッサージの最後に、両手の指先を丁寧におしてくれました。
とても気持ちよくて、
「ありがとうね。」とお礼を言ってまもなく
どこに行ったか、いなくなってしまいました。
帰りながら車中で、子供達にあの子の名前や学年を聞きました。
聞いてみたら5年生の学校の近くの子で名前はMちゃんと分かりました。
あの子と話すととても不思議な感覚になるのです。他の子供達とは何だか違うのです。
昨日その事が頭から離れず、ずっと考えてました。
まるで私が右手痛いのをわかっているかの様に、
痛いところを優しく揉んでくれたのです。
1日考えてみて、思ったことが…
私には流産した子がいます。産まれた来ていたら
あの子と同じ5年生なのです。
あり得ない話だって言うのは分かっているのですが、もしかして私の流産した子が、その時だけこのMちゃんの体をお借りして私に会いに来てくれたのかなって…。
そんな事はあり得ないのは十分に分かっているのですが、Mちゃんがその時だけは私の子になってくれてるんじゃないかって…どうしても思ってしまうのです。
産まれた来ていたら、5年生でこんな感じの女の子だったんじゃないかなって想像が出来るのです。
最近3年生の娘が「お姉ちゃん欲しかった。」
って急に言い出したのです。
まだ私が流産し、本当はお姉ちゃんがいたかもしれない事教えていないので、話しても良い時期かなと思っています。
しっかりわかる様になってから話したいと思っていたので。
Mちゃんと娘、雰囲気がとても似ているのです。
そして、シロツメグサの指輪の花言葉を見てみたら
〜私を思って〜
という意味があるようです。
ちゃんと供養もし、来月は命日なので毎年忘れずにお菓子を持って夫婦でお参りに行っています。
私の中では生まれる前のところで、記憶がそのままになっているので、ずっとエコー写真のままだったのです。
でも昨日の出来事で、小学5年生になった我が子の事アップデートする事ができました。
本当はこんなにお姉ちゃんなんだなぁと…
Mちゃんを通して、成長した亡き我が子を見る事ができた思いです。
ありがとう、ずっと忘れる事はないからね。
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