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先生の意義

子どもが自分の先生になるって。

子どもが小さなころは
思ってもみなかったけど
教えてもらえることが 
最近多くてちょっと、楽しい。

例えば、息子は育成系の
ゲームが大好きでプレステの

「モンスターファーム」

CDを元に いろんなモンスターを
出現させて強く育てるのですが
彼なりの遊び方がおもしろいですw

育てて 試合に出させて
修行に出して新しい技を習得して
殿堂入りさせる。
ここまでは、普通の遊び方。

育ったモンスターが
フォルダにたまったら・・・

自分のモンスター同士を戦わせて
最強モンスターを決めるのです。

ホワイトボードに対戦図を書いて。
総当たり戦です。

息子はデータを見ながら
プロデューサー気分。
その結果をにやにやしながら眺める。
どの技が強いのか。

どの組み合わせのモンスターが
強く育つのか。

”研究者”

彼は、トコトン追求して調査して、
そして試行錯誤するのが
楽しいようだ。
なるほど。
わたしとは、まったく別の人格者。

娘は、小さな頃から絵を描くのが
好きだった。
わたしは、文章を読むのが好き。
全然、違う。
趣向も性格も立ち居振る舞いも。

娘なのに最近はお母さんにもなってくれる。

母親というものは、時として
自分の子どもを分身、
もしくは、自分の
身代わりとしての存在と勘違いしてしまう。

10月10日という、長い年月がそうさせて
いるのだろう。

勘違いしたまま育ててしまうと
自分の化身として
将来の夢まで移してしまう。

子どもの夢と母親の夢は別物だ。

なのに。

そう思ってしまう要因は、
人間が子どもをお腹で育てる期間が
長いため。

大きくならないと他の種族に
食べられてしまう生き物だから。

本当の理由は動物的なのに
見た目の理由はちょっと違う。

このちょっとした、意義が
子どもの人生を親のために
費やしてしまって、苦しめる要因。

だからかな?

今、80前後の親を
50前後の子どもが
手をかけてしまう事件が多いのは。

わたしは、そんな被疑者のこころが
分からないでもない。

だって。50代にもなって、
親から生き方や子育てに
意見されるのは、違うと思う。

何でも親だからわかっているというのは、
親のエゴ、知ったかぶりです。

いつまで?

昔は、家の相続がきっちりしていたから。
親が隠居って、普通にあった。

親も現役から離れるきっかけで
子も主人として、
生きていく儀式。

それを無視するから
苦しくなって
事件になってしまうんじゃないでしょうか。

子どもの責任ではないのです。

大人の、親の責任です。

30歳くらいで親の責任は
果たされる時代だった。

隠居しなくなったから。
定年の年齢が上がったから。

人類が簡単に寿命を伸ばしてしまったから。

老いては子に従えって、
日本人は知っていたのにね。

先に生まれた人が先生。
でも知っていることでも
知らんふりするって
大事なんですよ。

時代が移り変わって行くから。

最後まで読んでいただき、
いつもありがとうございます。

一人でも読んで良かった人がいたら
幸いです。







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