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80歳の赤ちゃん返りの話

「字が書けないんだよ」
「歩行器がなきゃ歩けないし、外出は一切だめなんだよ」
「覚えられないんだよ」
「何にもできないんだよ」

と、若干弱気な義父。

「一人で薬ぐらい管理できるわ!」(本当は、忘れたり、間違えたり)
「お母さんが留守の時は、自分のご飯くらい、ちゃんと作ってるで」
(本当は、母)
「年寄り扱いして!何でもできるのに!」

一方で、なんやかんや言い訳で返して来る実父。

全部やって  VS  出来るからほっといて

完全真逆な返し!

同じ80歳代、頑固でどんどん赤ちゃん返り中。

ついこの間までは、二人とも完全にやる気がでない、引きこもりがち、
まさに認知症一歩手前のような状態だったのに!

ホーム住まいの義父は、
自室で倒れてからというもの1ヶ月半ほど介護室で生活し、
ヘルパーさんが全てお世話してくれる快適さに気づき、
お金で解決できることは全てやってもらいたい状態。

一方の実父は、
自覚症状のない脳梗塞が見つかり先週より入院中。

全身麻酔で眠っている間に手術が終わっているので、
首にホッチキスされているのを見ても痛みもないのでどこか他人事で、
これからは健康に気をつけようなんて改心している様子もない。

ほぼ同じ時期に、倒れたりしていろいろあって養生中なのに、
どうして、こんなに真逆な返しをしてくるのか?

不調を口実にして、甘えてる? 
わがまま言ってる?
もともとの性格の違い??

それも、きっと理由の1つにありそうですけど・・・(苦笑)

この二人の状態を漢方の考え方で見てみると、
ここには二人の持っている「気」の量の差が見えてきました。

活動に必要な生命エネルギーである「気」は、
それを作り出すための製造工場である胃腸の働きが衰えると、
一気に減ってしまいます。

つまり、脱水で倒れた義父は胃腸の機能が低下していて、
エネルギーが作りだされず、
「全部やってくれー」な状態に。

一方、実父は、高齢ですが心臓もしっかりしているので、
全身麻酔に耐えられる体です!
と、先生に言って貰えるくらいの体調で、入院中もずっと普通食。

手術で体力消耗しているでしょうが、それでも義父と比べて、
胃腸はしっかりしているのでしょう。
(でも色々巡りは悪いから攻撃的。トホホ)

こうやって、比べてみると、
胃腸って大切!「気」って大切!
と、改めて気付かされます。

アントニオ猪木さんの
「元気があれば、何でも出来る」を思い出しました。(笑)

あなたの周りにもいらっしゃいませんか?

年寄り扱いされて、怒っている人

悲劇のヒロインアピールして、かまってちゃんな人

そんな人がいたら、
がっつり向き合って、巻き込まれて、ストレス受ける前に、
「あの人の胃腸、今どうなんだろう?」なんて、俯瞰してみてくださいね。

こんな風に、体のエネルギーって性格にまで影響しちゃうんです。

年取って頑固になったなぁとか

丸くなったなぁなんていう風に言いますが、

その時のエネルギーの状態がそれを作り出しているわけですね。

となると、
これからの私の老後も
穏やかで人当たりのいいおばあちゃんになるためには
エネルギーをちゃんと作れる胃腸づくりが必須!

がんばらないとー!

今からコツコツ、疲れすぎないように胃腸を労り、エネルギーを作り出して
前向きな気持ちで過ごしていきましょう!

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