3月5日の養生
先日友人と会う約束をしていたのだけれど、時節柄延期になり。
咳が止まらずに気管支がつらいときがあるとメールで知って、板藍あめや板藍茶、白龍散を勧めつつ、忙しくて薬局に出向けないであろう彼女に食べ物でできることも合わせて伝えた。
大根あめ‥大根を切って瓶に入れ、蜂蜜を入れて上澄みを飲む。一晩漬けたらOK.
大根の蜂蜜がけ‥大根を一口大に切って蜂蜜をかけて食べる。
レンコンのおろし汁‥生のレンコンをおろしておろし汁を飲む。
大根は薬膳では涼性。肺に帰経するので呼吸器系を潤し、痰を排出する働きがある。
蜂蜜は平性。五臓に帰経し疲労回復、乾燥を防ぐ働きや咳を鎮める働きがある。
レンコンは生と加熱したものでは働きが違う。生は寒性。体内に潤いを生み出し炎症を鎮め疲労回復する。
今日、咳が鎮まったので会おうということになって。
開口一番、お礼を言われ、何を試したのか聞いたら生レンコンのおろし汁に蜂蜜をかけていたそう。あと、生姜で温めたと。
え!生姜はダメだよ!傷口にしょうがを塗らないでしょ。刺激物や温めるものは炎症にはNG。
咳が出ていなくて喉が痛くない、透明な鼻水や寒気がする風邪に生姜は合うのよー。
という話をしながら、言葉が足りなかったなー。マスコミが温活温活言ってて、生姜、やりがちだよなーと伝え方の反省をしたのだった。
※参考文献:薬膳食典 食物性味表 編著 日本中医食養学会
漢方的おうち健診 櫻井大典 著
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現在はiPhone12で毎日楽しく撮影しています。
もしもサポートしてくださったお金が溜まったら、GR IIIが欲しいなぁ。。