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感想 パンダ・パシフィカ 高山羽根子 ペットをあずかることで「命をあずかる」と言う行為を考察し、パンダの考察により生かすを考える。

あんまし楽しくなかった。
詰め込み過ぎてて、言いたいことがよくわからなかった。読書時間は短いのに疲れた。



中年のバイトの女性が、仕事仲間の男性の留守中、大量のペットの世話を頼まれる。
「命をあずかる」

というのが一つの柱になっています。

ネズミの亜種の珍しいペットが病気になり獣医に
手術をする。
通常、野生なら、こんな手術はいらない
寿命よりもたくさん生きるから、こんなことが必要になる

それはペットを飼うという問題の本質を問いかけている。
寿命以上に生かせること。
多額の手術費用。

僕の飼っていた犬も癌になり何度も手術をしました。
寿命よりもかなり長く生きましたが、晩年はずっとしんどそうでした。
これはペットにとって幸せなのか。
この問いはそういうことだと思います。

パンダの話しを、この女性と旅先のペットの飼い主がメールでやたらとするのですが
パンダを中国は外交手段にしていることが語られていました。

この言葉が気になった。

生き物に限らず、人にとってすべてのものは、数が増えると価値が下がり、価値が上がると取り合いになってさらに数が減り、それによって一層価値が上がるという悪循環になります。


これがパンダの本質のような気がする。

上野動物園では日本が所有する最後のパンダ・リンリンが亡くなり、中国ではオリンピックを前に、加工食品への毒物混入事件と大地震が起きる――。命をあずかることと奪うこと。この圧倒的な非対称は、私たちの意識と生活に何を残すのか? 

だいたい、こんな感じなのですが、ペットとして猫かわいがりにして自然では起こりえない病気が発生する現状。
動物を飼うということの本質と
その反面、人の悪意により加工食品への毒物混入事件などが発生し人の生命が危機になる。この生命の軽さ。

これは何なのか。
読んでて混乱してきました。


2024 10 26
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