感想 稲盛和夫明日からすぐ役立つ15の言葉 大田 嘉仁 伝説の経営者稲森和夫氏の残した言葉を元部下が思い入れたっぷりに解説した本です。
少し感覚が古くないかと感じた。
稲盛さんはすごい人だ、しかしリスペクト過剰で自分の意見をそれに重ね合わせた本書は本当に稲盛さんの生の思想なのかと疑いたくもなる。
例えば、最初の七味の瓶の話し、突然稲盛さんから「なぜ、おれに七味唐辛子を渡さないんだ!」と怒鳴られた話しです。
それを著者は、自分が悪い。稲盛さんの気持ちを汲むべきだったみたいに話しを展開している。
自分の中に謙虚さが足りないとか、他人を思いやる気持ちが欠如していたとか、そういう感情が大切だつたとか話しを美化しているが、唐辛子を渡す行為といった表面的なことではなく、その根幹にあるのは相手を思いやる気持ちがあるかどうか。
つまり謙虚な気持ちが大切との話しだが、単に稲盛さんは部下ならそれくらい気を使えよということで言ったのかもしれない。たぶん、そうだと思う。僕ならそうだ。稲盛さんをリスペクトし過ぎて何か変になっている感じがする。
面白いと感じた名言を紹介しておきます。
2024 7 11
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