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感想 キュレーターの殺人 M W クレイヴン 物語が進行していくにつれて、作品の全体像が変化していった。三作中一番の出来。


このシリーズは間違いなく面白い
海外ミステリーは登場人物が多く複雑で筋を追うのがやっとになることが多いのですが
このシリーズは、わかりやすく、それでいてミステリーとしても魅力があるので好きです
その魅力の核は、ワシントン・ポー刑事のキャラの濃厚さだと思われる

人間の切断された指が街のあちこちで発見される という事件が発生する
クリスマスのプレゼントとして用意されたマグカップの中に入れているとか、かなり悪趣味でインパクトもある。

現場には#BSC6という謎めいた文字列が残されている。
切断された指の中には生体反応がない、つまり死者から切り取られたものがあった。

これは殺人事件なのである。

犯人として挙がった二人がいて、兄と妹だった。
しかし、その二人にはアリバイがある。

キュレーターの殺人というタイトルなのだから、当然、キュレーターが関係してくる
そいつが狙っている男が、島に暮らしていて、そこにポーは張り付く
ここからのラストまでの怒涛の展開が面白い

犯人は誰なのか
彼に、殺人を依頼した真犯人は誰なのか

まったく想像もしていなかった結末が待っていた。
本作は、ミステリーとしてもエンタメとしても、かなり優秀。
面白かった。





2024 9 14


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