感想 星の商人 -「成功の秘法」を手に入れるためのレッスン- 犬飼 ターボ 商人として大成する金言『他の成功は己の成功』をシュミレートした小説
成功するための法則を念頭におきながら、それをシュミレーション小説にしたもの
小説として読むと陳腐
しかし、自己啓発ものの本として見るなら面白い内容でした。
商人として成功したい男たちが、賢者を訪ねて金言を貰う
これが導入部でした。
その言葉は、他の成功は己の成功
これが本書のモチーフになります。
以下、こんなことが書かれてありました。
①他の成功は己の成功
②成功者にふさわしい者を選べ
③その者の成功を知れ
④仕組みで分かち合う
⑤この世の富は限られたものでなく、無限である
金持ちは、そのシステムや金を独占するものという偏見を僕たちは持っています
されど、本書では、それを否定する
他の成功は己の成功だというのだ。
さらに、仕組みで分かち合う
つまり、富やシステムを独占しない
みんなで分かち合い、みんなが金持ちになる
理由は富は無限にあるから・・・・
小説では、完結しているが
現実はちょっと違うように感じる
例えば、ある感染病が発生して
そのワクチンを開発した
その最初の数社のみが、その恩恵を得るのであり
そのレシピをみんなに開放することはありえないし
利益の分配を安易にすることもない
それでも、この考えにひかれるのは
ウインウインという思想が、僕は好きだからだ。
誰かが富を独占し、格差のある社会を形成するよりも
この物語の主人公のように、みんながウインウインになれる社会が楽しいように思える
2023 10 22
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